『アダムス・ファミリー』怪物一家の日常を描く
気温の変化に体が付いていきましぇん。みんさんもご自愛くださいね。

1. ホラー・コメディだけど怖くない。苦手な人も大丈夫
2. ゴシック様式のビジュアル世界に迷い込みそう
3. 不幸が幸せ?と言う逆説的な論理はありです

オープニングに流れる「アダムス・ファミリーのテーマ」は、この作品を知らない人でも、一度は耳にしたことがあるはず。
そしてエンディングのテーマは、当時全世界で人気のあったM.C.ハマーの大ヒット曲。
1991年に、アニメ、ドラマに続いて、初めて映画化された作品。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドクを演じたクリストファー・ロイドがフェスターという役で怪演して、大ヒットした。
行方不明だったゴメズの兄フェスターが、突然アダムス家に帰ってきて喜ぶが、実は一家のとんでもない財宝を狙うアビゲイル親子と弁護士がニセモノを送り込んだのだった。
財宝のありかを突き止め、アダムス一家を追放することに成功したが、財宝のある隠し部屋に中々たどり着かずに……。


ラストはやっぱり……的なドンデン返しもありますが、この手の作品にしては突き抜け感がなくて、ちょっとこじんまりしてしまってます。
夫のゴメズが妻に「不幸かい?」と聞く。妻は「ええ、とっても不幸よ」と喜び合うシーンがある。
つまり、アダムス一家にとって、不幸が幸福で、悪いことは良いこと、と全て世間と逆になっています。
まあ、それを笑い過ごして見てもいいけど、ちょっとだけポジティブに考えて見てはどうだろう。
「お金がなくて貧乏だ」は、「これから頑張ればいいし、幸せはお金じゃない」に。
「今は不幸だなあ」は、「これからは上昇するだけ!」と、少しだけ考え方を変えるのはいかがでしょう。
おっと、余計なお世話ですよね。
アダムス家のお屋敷はセットなのですが、ゴシック様式を意識して作られているので、ゴージャス感を出しながらも、年代をうまく表現していて、一度それを意識すると、あちらの世界に入り込んでしまいそうになります。
余談ですが、この映画を公開当時劇場で見た時、ちょっとした事件?がありました。
見終わって劇場の外へ出ると、救急車がいて、救急隊員が劇場から担架でお客さんを運び出していました。
はて? そんなに気分の悪い場面あったっけ?
その話を会社の映画大好き先輩に話すと、その先輩も映画は見ていて、「そりゃそうだろう。あんな手だけがゴソゴソ動き回ったら気持ち悪いじゃないか。失神する人もいるだろう」
なるほど、原因はハンド君か。
でも、僕は全然平気で、ポップコーンを食べながら見てたよと、その先輩にうと、「お前の映画を見る視点は、どこか変わってるからなぁ」と、呆れていました。
この映画を見るときは、その辺、注意してくださいね。
Category: レビューがはじまる
« ビートルズ【ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル】の衝撃! | デジタルとアナログ、両極端なメイキングが凄すぎます! »
コメント
体調大丈夫でしょうか?
気温差が激しいと、ホントついていけませんよね。できれば、ゆっくり涼しくなっていってほしいです。お大事に!
この作品、超大好きなんですよ~。
フェスタ―がドクと同じ俳優さんというのは、何度聞いてもびっくりしてしまいます(笑)
記憶力が悪いのもあるんですが、このアダムス家の人々が実際にどこかにいそうな気がしてしまって。
イラスト、ロイドさんの目の感じや、フェスタ―の笑った感じがそっくりです!
しかし、ハンドくんで気絶した方がいたんですね…(汗)
みんな大好きだけど、ハンドくんもホント大好きで。
そして、ハンドくんの存在が許されるおおらかな世界も大好きです。
宵乃 #K4YeSyNc | URL | 2016/09/29 13:49 [edit]
Re: 宵乃さんへ
どもども、コメントありがとうございます。
体調はボチボチです。心遣いありがとうございます!
体調はボチボチなんですが、MacBookの調子が悪くて、次から次へと、プチトラブルに苦戦している状況です。
宵乃さん、お好きでしたかこの作品。
特別の雰囲気がありますよね、この映画。
私も最初、あのドクが演じてるのか〜と、パンフレットを見て驚いた記憶があります。(太っているし)
劇場を出て、本当びっくりしましたよ。
野次馬なんかもいて、結構な騒ぎになっていましたから。
でも、個人的には本当に、どこが怖かったんだろう?と思ったんですが、ハンド君の動きが、何かの生き物のようで、気持ち悪かったんでしょうね。
愛嬌のあるキャラだと思って見てたんですがね。
続編も見られましたか?
未見でしたら、ぜひ続編も見てください。
世界感も一緒で、こちらも結構笑えますよ。
落書きを、いつも褒めてくださりありがとうございます。
これからも精進してまいります(笑)
ロッカリア #- | URL | 2016/09/30 23:50 [edit]
トラックバック
原題:THE ADDAMS FAMILY 製作:アメリカ’91 監督:バリー・ソネンフェルド ジャンル:★ホラー/コメディ【あらすじ】当主ゴメス、妻モーティシア、子供たちウェンズデーとパグズリー、モーティシアの母グラニー、それに物言わぬ執事ラーチと“手”。このアダムス・ファミリーの財産を狙う顧問弁護士は、金貸しの息子をゴメスの生き別れの兄フェスターとして屋敷に送り込むが…。もう最初...
忘却エンドロール | 2016/09/29 13:43
| h o m e |