07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

シネマの自由時間

伝えたい映画と音楽があります!

 

INFORMATION!




 ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★ 

▶︎4月のNHK-BS「プレミアムシネマ」の映画カレンダーはここから見られます。


『ジャンゴ:繋がれざる者』はマカロニなのか?と言う問題。 

お盆休みも後半戦……。
いかがお過ごしでしょうか?ロッカリアです。

tinytags (9) 奴隷のジャンゴは賞金稼ぎのドイツ人シュルツに拾われ、賞金のかかった三兄弟の顔を教えると、一人に付き75ドル支払うと言う契約をして旅に出る。
目的を達したシュルツだったが、ジャンゴの度胸と腕を見て、冬の間パートナーとして雇う事に。
途中、ジャンゴの妻が、農園の領主カルヴィン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)の所で奴隷として働いている事を知ると、二人は一世一代の大芝居を演じ、キャンディの農園に乗り込んで行くが……。

tinytags (8) 『続・荒野の用心棒』『怒りの荒野』に加えて、エンニオ・モリコーネの曲がいい。
『荒野の1ドル銀貨』『殺しが静かにやって来る』『ホワイト・バッファロー』へのオマージュも、通な人なら見て分かるはず!
フランコ・ネロのカメオ出演もある。(変わらんなぁ、この人!)
奴隷制度と言う、今迄にウェスタンでは取り上げられなかったテーマを、真正面から見据えている。
実は、この奴隷制度が今回のミソなのだが……。
img159.jpg


解体珍書
最初にハッキリ言っておこう。僕はマカロニ世代だ。その昔、頻繁にTVでオンエアされたマカロニを見まっくたし、モデルガンを買って、抜き方、回し方、差し方を友人たちと研究していたとんでもない中学生だった。
プロローグのイントロで、あのアコギが聞こえて来たときにはテンションも上がったが、英語ヴァージョンだと分かると直ぐに下がる。
また、マカロニのサントラを流せばそれなりに見えるが、この映画には、何故かマカロニ独特のムードが無い。
タラちゃんの美学はあるが、マカロニの美学があまり感じられないのだ。
例えばジャンゴが銃を試撃つシーン。
奴隷だったジャンゴがいきなり凄腕のガンマンだったのが変だし、リー・ヴァン・クリーフ的な役のシュルツがいるなら、もっと喰い付いて指導したり駄目だししたり、せっかくの美味しい場面が生きていない。

『荒野の用心棒』で幕を開けたマカロニの歴史(と言ってもいいだろう)は、黒澤監督の『用心棒』をコピーしたから面白かった分けじゃない(勿論、それもあるけどね)。
冒頭、ジョーが5人撃ちするシーンを見よ、ここから伝説が始まったのだ。
5人が一瞬にしてバラバラと倒されるこの快感!
このスタイリッシュなシーンは、西部劇と言われるハリウッド映画にもある事はあったが、次元が違っていたのだ。
或いは、この映画の元ネタ的な『続・荒野の用心棒』のラストでジャンゴが見せた十字架撃ち、『夕陽のガンマン』でC.イーストウッドとR.V.クリーフが見せた帽子の飛ばし合いや、アクロバット撃ちを定着させたジュリアーノ・ジェンマのような動き等々、こう言った楽しくもカッコいい描写がこの映画には無い。

そもそも、マカロニ・ウェスタンほどスタイルに拘った、スタイリッシュな映画ジャンルは類が無いのだよ。
ま、細かい事をここで一々取り上げていたら盆休みが終りそうだから止めるけど、とにかく、「あの」ムードが無いのだ。
また、残酷描写はタラちゃんの得意とするところだが、残酷描写がマカロニの特徴ではない。
ええっ?と思われる人も多いだろうが、残酷描写を取り入れた、と言う所にマカロニのアイデンティティが有るのだ。
どう言う事なのか、簡単に。
この映画の何処にマカロニ・ウェスタンのDNAを感じられるのか?と自問自答してみた。
その答えは、ズバリ奴隷制度にある。
劇中「ニガー」と言う、黒人に対しての最大級の差別用語が飛びまくる。
黒人が黒人に対して「ニガー」と罵る。
実は、このように、今迄あまり触れられる事の無かったタブーに挑戦した姿こそが、マカロニ・ウェスタンだとは言えないだろうか?
マカロニ以前の西部劇は、残酷描写は御法度にも感じられたし、勧善懲悪が大前提だった。
そこへ、人はドンドン殺すは、悪なのか善なのかよく分からない主人公は登場するは、話とは関係の無いガン・プレイをやたら見せるは、レイプシーンはあるはと、様々なタブーとされてきた事を平然と描写して見せたのがマカロニだったでないか。
この、タブーに挑戦し続けたのがマカロニの本質だったと、僕は信じている。
そう言う意味において、この映画もマカロニ・ウェスタンと言ってもいいんじゃないだろうか。
上映時間が約2時間40分。
『ウェスタン』や『夕陽のギャングたち』に肩を並べる長さだが、それもタラちゃんの気合の現れだろう。
この映画を観て、「へ~、これがマカロニ・ウェスタンと言うやつかぁ…」と思った若い人は、これを機に、是非、昔の作品も見て欲しい。
古いウェスタンなんて、ちょっと……と思っている人は、その、固定観念に付いている鎖を、取り払って見て欲しい。
必ずや、今迄に観た事が無い、不思議な世界が待っている事を保証しよう。
と言う事で、本日のオー!ジョーズ・メーターは……。
ジョーズ・メーター4

Category: レビューがはじまる

Thread: 映画レビュー

Janre: 映画

Tag: アクション  イラスト 
tb 1 : cm 1   

『ダイ・ハード:ラスト・デイ』もはや殺人マシーン!? 

こんにちは、ロッカリアです。
ダイハードのシリーズ5作目を観ました……。
CDあらすじ
ブルース・ウィリスは息子のジャックがロシア警察に捕まった事を同僚から聞くと、休暇を取って単身ロシアへ。
だが、相変わらずの運の悪さから、テロの爆弾事件に巻き込まれるが、何故か裁判所からジャックと大物政治犯が逃げ出して来て、ジョンとジャックは束の間の再会を果たすが、実は息子のジャックはCIAの任務中で、この親子の再会が計画を壊す羽目になる……。
CDココ
裁判所から逃げ出した息子のジャックと政治犯は車で逃走。その政治犯のファイルを狙って、爆発を仕掛けた犯人たちが装甲車で追跡。
それをブルースがトラックで追いかける、と言う三つ巴のカーチェイスで、一体何台の車がオシャカになった事だろう。
これはCGじゃ無しに、実際のクルマを破壊しまくっている。
その台数は、時間のある時に一度数えてみたいほどだ。
img148-2.jpg
CD解説
いくら悪人でも、もはや殺人マシーンと化したジョン・マクレーン。
あれだけ人を殺されると、さすがに感情移入が難しく、冷めた目で観てしまう。おまけに、どんでん返しを用意していれば、きっと驚くだろうと言う、意図が手に取るように分かって、つまらん。
車の数を増やせば凄いカー・チェイス・シーンが撮れると言う勘違い、銃を撃ちまくれば戦闘シーンが面白くなるだろうと言う勘違いに加え、最大の勘違いは、『ダイ・ハード』とタイトルに付ければヒットするだろうと言う映画制作の姿勢、ではないだろうか……。



Category: レビューがはじまる

Thread: 映画レビュー

Janre: 映画

Tag: アクション  イラスト 
tb 0 : cm 0   

『ドーベルマン・ギャング』そう言えば思い出したぞ! 

こんばんは、ロッカリアです。

ツタヤが独占販売&レンタルしているこのDVD、映像方式が16:9となっている。
ふむふむ、映画らしいじゃないか。
ところがだ、スターチャンネルでオンエアされたこの作品は4:3、まるで昔のTVじゃなかい……。
ん!?そう言えば思い出したぞっ!
img146.jpg

1970年代、スピルバーグが作ったTV用ムービーの『激突!』が、ヘタな劇場用映画より面白いと話題になって、彼はTV界から映画界に進出したのは、当時有名な話だった。
この頃スピルバーグに続けと、アメリカのTVムービー界は、スタッフ、プロデューサーはかなりの力を入れ、実際に面白いTVムービーが作られていた。
余談だが、この、CMを入れて2時間枠に納まる、映画に似た制作のTVドラマは、70年代後半の「火曜サスペンス劇場」の誕生に繋がったのだ。(2時間ドラマを週一のペースで制作、オンエアする事自体が珍しかったんだ)
脱線したが、この『ドーベルマン・ギャング』も、確かTV用ムービーとして、たぶん水曜ロードショーで紹介されたんだ。
その後、犬が訓練され銀行強盗すると言うのが話題になり、ロードショー公開されると言う、『激突!』と同じ道を歩んだんだよ。
ん?と言う事は、4:3が正規のサイズで、DVDは無理矢理上下にマスキングを掛けてるんじゃん。
実際この目で確かめて見ると、上下がかなり切れていて、人は勿論、ドーベルマンのアップシーンも頭の上部が切れている。
¥3990もするんだから、ジャケットの何処かにでも、※オリジナルは4:3です、ぐらい書いとけよ!と言いたくなるのは僕だけでしょうか……。
これってよくある話で、買った後でそう言う事実を知っちゃうと、ダマされた気分と、損した気分をダブルで味わう事になる。
映画好きな人なら、オリジナルで見たいと思うよね。
特にキューブリックなんか意図的に4:3、音声はモノラルにしてるし。(←どんな意図なのか未だに分からんが…)
ストーリーも、今の目で見ちゃうと荒唐無稽だし、何故犬を使ったのか?と言う理由には笑っちゃう。
でも、やっぱり懐かしく、愛しい70’S作品なんですよね。
あんまりひどい商品を世に出すと、ドーベルマンに噛まれるぞ!!!

Category: 愛しの70’Sシネマ

Thread: 気になる映画

Janre: 映画

Tag: 70’S  イラスト  アクション 
tb 0 : cm 0   

7月はスターチャンネルが熱い! 

こんばんは、ロッカリアです。

いや~、何かと忙しくて久々の更新です。

さて、7月はBSスターチャンネルで、「特集:70年代アクション映画」と言うプログラムが組まれています。
ツタヤでDVDのみのレンタル開始になったばかりの『ドーベルマン・ギャング』が早くもハイビジョン放映されるし、『ホワイト・バッファロー』なんて言うブロンソン出演の珍品や、DVD化されていない『爆走トラック’76』なんてのもある。

フライヤー1

フライヤー2
だが、今回の目玉は何と言っても個人的にはサム・ペキンパーが監督して、公開当時ケチョンケチョンに批判された『キラー・エリート』だ!!!
シリアス路線かと思えば唐突に忍者が出て来るわ、カンフー技の応酬になっているは、時代色を思う存分堪能できる、珍品中の珍品なのだ。
フライヤー3

フライヤー4
どの映画も、チラシだけを見ていると、傑作に思えいるから不思議だ。これが70年代パワーの凄さ!?

フライヤー5


『メカニック』と『トランザム7000』はをWOWOWでも最近(と言っても去年か…)オンエアされたが、『ジェット・ローラー・コースター』『マシンガン・パニック』等々のハイビジョン放映はありがたい。
今観ると、とっても変な映画にしか見えない作品でも、時代を反映し、その時代の空気感を強く感じ取れるのは、この頃にリアルタイムで見た僕たち世代の特権だけど、若い人には『悪魔の追跡』のようなホラーは、昨今のビジュアルに頼らない恐怖を味わってもらえるだろうし、犬がどうやったら銀行強盗なんか出来るんだ?と言う疑問も、『ドーベルマン・ギャング』を観れば必ず「なるほど!」と驚くだろう。(ただし、何故犬を使ったのか?と言う理由には触れない様にしよう…)
『ジェット・ローラー・コースター』では派手に、そして、いとも簡単に爆発する最近の映画と違って、爆弾魔の仕掛けたトラップを見破り、犯人を追いつめて行くサスペンスが堪能出来ると思うし、『ダーティ・メリー、クレイジー・ラリー』では逃避行する若者たちに訪れる突然のラストに驚愕するだろう。

また、WOWOWではブルース・リー先生の没後40年を追悼して、『燃えよドラゴン』以外の作品が放映決定、『死亡の塔』や『死亡遊戯』ドキュメンタリー『アイアム ブルース・リー』なんてのもあるし、カンフー関連では『吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー』何てのもある。

ああ、愛しの70’S映画たちよ……、7月が待ち遠しい……。

Category: 話題の……。

Thread: 映画関連ネタ

Janre: 映画

Tag: 70’  アクション 
tb 0 : cm 4   

『プレミアム・ラッシュ』NYメッセンジャーのプライド 

プレミアムラッシュ500
こんばんは、ロッカリアです。
(文庫などでたまに見かける手描きポップのイメージをディスクに転用してみました↑)

バイク・メッセンジャーのワイリー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ケンカ中の彼女とルーム・シェアしている中国人女性のニマ(ジェイミー・チャン)から一通の封筒を、チャイナタウンまで大急ぎで届けて欲しいと頼まれる。
その直後から、いかれた刑事が執拗にワイリーを追いかけ、その封筒を渡すように迫るが、一度引き受けた仕事を簡単に投げ出すワイリーではない。
拒否した事から、狂った刑事との壮絶な追いかけっこが、NYの街を舞台に始まった……。
時間軸を逆行して行く演出に疑問が残るが(封筒の中身が何なのか?と言う焦点を隠しておくだけなら、他に方法があったはず)、ノーブレーキ(付いていないんだよ、最初から)シングル・スピード(固定ギア)のピスト・バイクが狂ったように疾走するアクションは、下手なカーアクションよりもハラハラドキドキする!
対するは狂った刑事だけじゃない。昔から敵対するイエローキャブや、実在するバイク・ポリスまで参戦して、チャリンコ好きにはたまらん映画になっている!
実はこの僕も週に2~3日はロード・バイクでせっせと通勤している(往復で20キロだけど…)チャリダーなので、実感として、思わず「ヤバッ!」と声が出そうなシーンの連続だ。
中でも一番やってはいけない、車と車の間を蛇行する、信号無視をする、なんてのは映画だから許される事、実際には絶対やっちゃダメ!!!

僕も自慢じゃないがこの7~8年で2回事故ってる!(だから自慢するなっつーの!)
ま、ワイリーほどの無謀な奴はいないだろうが、マナーや道交法を守らない人がこの数年、自転車の数と比例して増えているのは間違いない。
僕は車も好きだから、両者の立場が分かる。シェア・ザ・ロード、道は譲り合おうと言うスピリッツを忘れないで。
ついでだから言っておきたい事がある。
マウンテン・バイク、ロード・バイクと言う事から分かるように、バイクとは英語でバイシクルの略語で、オートバイと勘違いしている人が多い。
オートバイ、正確にはモーターサイクルをバイクと言っちゃうのは日本だけ。
外国で使うと恥をかくから気を付けよう。そして、間違ってもハーレー乗りに、「良いバイクだね」何て事は言っちゃだめだ。
絶対殺されるぞ!



Category: レビューがはじまる

Thread: 映画レビュー

Janre: 映画

Tag: アクション  イラスト  おススメ 
tb 0 : cm 3