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『009 RE:CYBORG』最後の最後に… 

こんばんは、ロッカリアです。

コミック「サイボーグ009」の最終章は、石ノ森章太郎氏の死によって未完に終わってしまった、と言うのは有名な話で、氏の意志を継いで長男が小説と言う形でピリオドを打つ。
ところが、ここへ来て、「甲殻機動隊SAC」の神山監督の思いによって、新たな世界観で甦った。
彼の声、つまり神の声を聞いたと言う人々が、世界各地で爆弾テロを始めていた。
009こと、島村ジョーも、その神の声を聞いた一人で、今まさに、東京の高層ビルを爆破しようとしていた。と言うのも、彼はサイボーグ戦士であると言う記憶を意図的に消されていたからだ。
そこにジェロニモとフランソワーズが駈け付けて、彼の記憶を呼び起こす……。
この、世界的規模の爆弾テロを阻止するために、サイボーグ戦士たちはギルモア博士の元へ集結するが……。
前半から中盤にかけての世界観は、やぱり、何処か「甲殻~」のムードが表面に現れていて、後半にかけて期待値が上がる。
だが、後半は原作を読んでいない人には分かりづらいだろうし、個人的に、神の化石が発見、と言うエピソードには衝撃より、むしろ疑問符が残る。
何故なら、神という存在が化石という物理的な物で現存するなら、一体誰が神を誕生させたのか?
ところがだ。
009_20130709202915.jpg
その疑問に、最後の最後、つまりエンドロール終了後に明かされているのだ。
この、ラストカットをどの様にとらえるかで、解釈は幾重にも発展してしまうが、あの場所で……、と言うことを考えると、ここで言う神とは……。
そう言えば、石ノ森先生の原作に、ちょっと姿を現していたなぁ。
ネタバレしないように書くのは難しいので、気になる人は映画を観てね。
ただし、若い人にはこの映画版、難しかった、と言うのに付け加えて、馴染みがないと言う事で、評判は良くないみたいだねぇ。
僕は結構面白かったし、みんなが言う通り、フランソワーズは、原作にはない大人の女性だった……。
それにしても、神の存在が本当にあるとしたら、それは石ノ森先生や手塚先生の事を言うんだろうなぁ……。
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『瞳の奥の秘密』これは凄い映画! 

こんばんは、ロッカリアです。

プロローグのボケた映像で始まり、主人公がハッキリと人生の方向性を示すラストまでの約2時間、すべてのシーに意味があり、全ての登場人物やセリフ、小道具までに神経を使い、そしてすべての瞳の奥に秘密があると言う、とんでもない傑作だ。
サスペンスであり、ミステリーであり、社会派であり、サイコでもある。そしてこれらの要素の根底には、常に愛情と言う種が蒔かれていて、時にその愛情が『ジャックと豆の木』のように、美しさと恐怖を巻き込んで巨大になる。その一途な愛情に、見ている方は押し潰されそうになる。
それは、25年前の事件の結末を目にした時、驚きと恐怖の念を抱くのは僕だけじゃないはずだ。
アルゼンチン映画で、アカデミー外国作品賞を取ったと言うから、僕てっきり、もっと地味な作品だと思っていたが、とんでもない、超一流のエンタテイメントだ!
連邦裁判所をリタイアしたベンハミンは、25年前の未解決事件が気にかかり、それを題材とした小説を書こうと過去を調べるうちに、意外な事実が分かってくる……、と言うのはミステリーの常套手段だが、過去の事件を小説として描き、その中の事象が現代に反映されて行く、その繋がりは実にスムーズで整理されていてとても見やすいし分かりやすい。
ミステリーなので多くは語れないが、あの意外な結末には大いに驚かせられるが、同時に「そうか!なるほど!」と納得もさせられてしまう。
それは、登場人物のあるセリフが、頭に刷り込まれているからだ。このラストの、アドレナリンとドーパミンが手を組んで押し寄せて来る体験を、多くの人に味わってもらいたい。
シネマチケット・瞳
今の時代に、こんなにも凄い映画に出会えるとは、思ってもみなかったよ。
僕が見てきた名作たちは、何度も見ているから結末はすでに知っていて見るけど、結末を知らずに見た、久々の名作だと言える。
2000年以降に見た映画の中でも、間違いなく3本の指に入る名作です。ぜひ、多くの映画好きの人たちに見て欲しい作品です!

え?誰ですか、僕の瞳にも秘密が見えると言っているのは。その証拠に目が真っ赤に充血してるですって?
これはただの寝不足ですよ……。

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『モンスター・ホテル』 実写化希望です…。 

こんばんは、ロッカリです。

こう言う作品は、アニメじゃなくて実写の方が絶対面白いと思う。
現代のCG技術なら簡単に(と言うと失礼かもしれないが…)何でも作れちゃうが、こんなにモンスターがいっぱい出てくるなら、『アダムス・ファミリー』風に作ってほしかったなぁ……。
ドラキュラ伯は、自分の娘を人間の魔の手から守るのと、もう一つはモンスターたちが安心して過ごせる場所を提供する為に、トランシルバニアにあるドラキュラ城をホテルに改造。(だから原題は『ホテル・トランシルバニア』)
娘の118歳の誕生日(と言っても見た目は18歳)パーティーに、モンスターたちを招待するが、その中にバックパッカーの人間の青年が紛れ込んでしまう。
モンスターホテル
ドラキュラ伯は、人間がこのホテルに来たとバレたら安全性が疑われると思い、青年にフランケンシュタインの怪物のメイクをしてゴマかそうとするが、事もあろうに、娘と青年は恋に落ちてしまうから話はややこしくなって……。
全編をコメディ色で統一した事によって、飽きる事無く最後まで気軽に楽しめます。
ん~、何を見ようかなぁ……と迷ったり、ちょっと時間が空いた時には、こう言った楽しい映画はいかがでしょうか?

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『ハンガー・ゲーム』 ええっ!主演女優賞!? 

こんばんは、ロッカリアです。
今度は胃に痛みが……。(食い過ぎだろうがっ!…)

「ハンガー・ゲーム」と言うサバイバル競技が始まるまでに1時間以上もあーだこーだと時代背景や設定、人物紹介などで費やし、やっと始まったと思ったら想像通りのゲーム内容にがっかり……。
主役のジェニファー・ローレンスの戦いを通して、貧困にあえぐ民衆が革命を…起こさないし、バトル・フィールドでは子供たちの殺戮が行われてるし……。
あんまり良い評価は出来ないよなぁ……と思っていたら……。
仮想チケットhanga
何と、日曜日に観た次の日にアカデミー賞でジェニファー・ローレンスが主演女優賞を取っちゃった!
勿論この映画での受賞では無く、『世界にひとつのプレイブック』と言う日本では未公開の映画での話。
授賞式で見るジェニファー、化粧するとこんなにも違うのか!と思ったのは僕だけではあるまい。

それにしても、この映画もまた、ヒロインが活躍する作品、戦う女性を描いている。
そんなに女性が強い事をアピールしなくとも、自分の家で嫌と言うほど体験しているんだけどなぁ……。

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『遊星からの物体X:ファースト・コンタクト』 不思議だ… 

このブログはどうなってるんですか~PART2。
と言う事でこんばんは、ロッカリアです。

ちょっと最近私事なんですが、めまいがひどくて、記事をサボりがちになってます……。
歳取ると、あっちこっち痛んできますわさ。
映画は観てるんだけどね。
さてさて、ブルーレイのレンタルにて見ました。
内容はご存知の方も多いでしょう、カーペンターズ監督版の前日談と言う事で、ノルウェー・キャンプでの悲惨な出来事を展開するわけですが、ここで一言。
最近のこう言った作品、SFでもアクションでも、サバイバルで活躍するのはヒロインって言うのが定番になっているんだね。
『プロメテウス』もそうだったよね。アクション・ヒーローは何処へ行っちまったんだろう?(帰ってこ~い)
映画の内容もさしあたって新鮮味はないが、最近のCG多用のSFXと違い、何だか手作り感があってそこは良かったね。
でもさ、この映画何とも不思議なんだよね~。ネタバレになるからあんまり言えないけど、カーペンターズ版の冒頭に繋がるエンディングだから、仕方がないと言えばそうなんだけど、あれだけ物体Xを追い詰めながら、どうして最後の最後に諦めちゃうんだろうか?

物体X

その諦めた理由を提示しないと、なんともスッキリしない作品になっているし、見ている方は「おいおいっ…」と思ってしまう。
また、冒頭の一頭しか犬がいなかったような気がしたんだけど、最後に突然犬の姿に戻っているのも、はてなマークだ。
とにかく、グチャグチャ感が好きな人にはたまらないだろうが、SF的には目新しいものは無かった……。

体調が戻るまでは、短めで。
ん?ひょっとして、僕の中に何か潜んでいるのか……(そりゃ『プロメテウス』だって…)

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