09 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

シネマの自由時間

伝えたい映画と音楽があります!

 

INFORMATION!




 ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★ 

▶︎4月のNHK-BS「プレミアムシネマ」の映画カレンダーはここから見られます。


『シン・ゴジラ』ミニラじゃない! 

こんばんは、ロッカリアです。
お盆休みに見ました。ブログにアップしようか迷いましたが、こんな意見もあるという事で記事にしました。
当然ネタバレです、未見の人は要注意!

レビューにすると、「なんじゃこりゃ!?」の一言で終わってしまうのでエッセイで。
全国の『シン・ゴジラ』ファンの皆さん、本当に申し訳ない。
僕には見る目がないのか、老ぼれてきたのか、あるいはボケてきたのか、その全部なのか……。
見る人見る人を虜にして、大傑作との評判が高いこの作品ですが、全く面白くありませんでした。
img231.jpg
この映画、政府主導のプロパガンダ?と思えるぐらい、政治家押し映画じゃない?
初代『54”ゴジラ』のリブートと言っているが、そもそも第1作目って、核開発、核使用による戦争に突き進んでいく国家(世界)に対しての、アンチテーゼではなかったのか?
ゴジラという自然災害に立ち向かうカッコイイ政府という構図自体、どこか納得がいかないし、もともとゴジラを生み出したのは人間ではなかったのか?
ゴジラを自然災害に見立てるという概念に納得がいかない。
ゴジラはゴジラなのだ。
大地震や巨大台風、竜巻などの自然災害に立ち向かう政府の姿なら、まだ説得力があった。

また、このリブートが問題だ。
オープニングでアクア・トンネルライン付近での極地地震、あるいは海底火山爆発か?と政府は危機管理センターを立ち上げるが、その中で矢口は一人、巨大生物による可能性があると指摘していた。
なぜ巨大生物だと思ったんだろう?
ネットでその巨大生物らしき映像を見たから?
これは非現実すぎないか?
というのも、リブートを看板にこの映画は作られているため、「ゴジラ」という存在はおろか、名前すら聞いたこともないという設定なのだ。
アメリカでゴジラが作られる時代に、誰もゴジラを知らないという設定の日本?
ここに違和感があるし、とてもシラケる。
「あのゴジラが蘇った」あるいは「ゴジラが舞い戻った」では、リブートにならなかったのか。
「思想を具現化してこそ先達の製作者や過去作品への恩返しであり、その意思と責任の完結である」(パンフより)という思いなら、僕は過去作品およびゴジラ自体がなかったことに、というリブートのあり方に納得できない。

「ゴジラが存在する空想科学の世界は、夢や願望だけではなく現実のカリカチュア、風刺や鏡像でもあります」(パンフより)という発言にも馴染めない。
鏡像はいいが、ゴジラは風刺であってはならない、風刺に終わってはならないと思う。

最初に現れた変な奴が、まさかゴジラの幼虫(?)とは思わなかった。
ゴジラの小さいとき、つまりミニラという立ち位置にしては(ちょっと違うだろ…)、とっても気色悪かった。
姿を見せず街を破壊していくシーンは、まさに災害のように見えた。
大きくなったゴジラの造形はさすがにメイド・イン・ジャパンだ。
放射火炎を撒き散らすし、背中や尻尾からレーザーもいっぱい出る。(レ、レーザー!?)
ただ、『寄生獣』のように、口から吐く時に下アゴがパックリ広がるのはどうなんだろう……。(これもちょっとキモかった…)

総監督の庵野秀明は、今度のゴジラにどんな思想を入れたんだろうか?
ラスト、溶け出したシッポの中かに、確かに人影がたくさん見えた。
これは『MGKゴジラ』の残留思念的なことなんだろうか……。

んな訳で、個人的には日本国民から一斉に反感を買うような結果になってしまったのだが……。

でもちょっと待てよ、この現象、1年ほど前に話題になったあのワンピースの色と一緒なのか?
見る人によって、白と金色だったり、青と黒に見えたりしたやつ。
見る人の脳が、周囲の明るさを判断して、勝手に補正をかけた結果、同じ物を見ているのに、違う色に見えてしまう。
僕はエヴァ、庵野秀明との接点がまるでない。
あるとしても、先日『巨神兵東京に現る』のオンエアを見たぐらいだ。
エヴァと言うフィルターを通して観れる人と、そうでない人とでは、見えるものが違うのではないのかも知れない。
そう考えると、真逆の評価になっても不思議ではないのか…(←ボケてきただけだよ)
日頃から自分で言っている、映画は見た人の主観による芸術だと言う事か。

そう言う事で、この映画を大傑作だ!と言っている人は、大目に見て欲しい。
こんな風に見える人間もいるんです。
僕にはこの映画、『辛・ゴジラ』でした……。


スポンサーサイト



Category: シネマ・エッセイ

Tag: 特撮 
tb 0 : cm 2   

「特撮の軌跡展」に行って来ました! 

GW真っ最中、いかがお過ごしでしょうか。
ご無沙汰してます、ロッカリアです。
僕は3日の土曜日に、大阪高島屋で行われているこのイベントに行って来ました。

img191.jpg

会場内に入ると、カネゴンやバルタン星人の等身大(と言っても勿論人間サイズ)フィギュアがいたる所に飾られていたり、壁には『マタンゴ』『地球防衛軍』『ゴジラ』シリーズのポスター、中央付近には19話の「悪夢はふたたび」の巨大な競技場のジオラマ・セットと、特撮好きの心をかなり刺激されます。
その他にも、「ウルトラQ」や「ウルトラセブン」に使われた小道具なども展示されていて、規模は小さいながらも充実した内容になってます。
会場の外には、大きくなった子供たちに、昔を思い出してお金を使ってもらおうと、お土産も充実しています!(笑)
勿論僕も買いました!
カネゴンがモチーフのビア・グラスです。

cupkanegonn.jpg

もう一つは、僕たちがリアルタイムで「ウルトラマン」を見ていた時に、喉から手が出るほど欲しかった、あの無線機だぁぁぁぁ!
しかも、アンテナ部分は本当に伸びるのだ!(涙)

hosi.jpg

このアイテムが、僕らに取ってどれほど大切なものかは、映画『20世紀少年』の大事件の発端となった事からも理解して頂けるだろう。
近郊にお住まいの人、昭和の良き時代感を味わいたい人は、この休みを利用して訪れて見てはどうでしょう。
ちなみに、スマホやタブレットを持っている人は、高島屋のホームページで、¥100オフのクーポンをゲットできますよ。
それじゃ、良い休日を!

Category: 特撮画報

Thread: 映画関連ネタ

Janre: 映画

Tag: 特撮  おススメ 
tb 0 : cm 0   

『ゴジラ』が来る!!! 

こんばんは、ロッカリアです。

ゴジラが誕生して、今年で60周年を迎える。
つまり還暦である。
日本映画専門チャンネルではこれを記念して、3月から5の付く日、つまり5日、15日、25日に『ゴジラ』映画を製作順に全て放映して行くのだ。
そこで、気分を盛り上げるために、同チャンネルでは『ゴジラ』作品の予告編集を、「ゴジラ予告編集 昭和前編・後編」に分けてオンエアしているが、こいつが面白い!
これだけ『ゴジラ』を繋げられると圧巻だ。

gojira.jpg

記念すべき第1作の、反戦反核を掲げたドキュメンタリー・タッチから、常に時代の空気感を取り入れ、いつしか東宝チャンピオンまつりで上映され出すと、急に子供向けになり、やがて低迷期に入る。
制作サイドは反省するが時すでに遅し、本格復帰は険しい道のりを経て、1984年の通称『84’ゴジラ』までファンは待たなければならなかった……。
個人的には、第1作は別格として、『モスラ対ゴジラ』『怪獣大戦争』『84’ゴジラ』が昭和編ではお気に入り。
決してベスト3と言う訳じゃなくて、ただ好き、と言う事です。
平成編では、『ゴジラ2000 ミレニアム』『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』てな感じですか。

見る世代や時代背景によって違うでしょうが、皆さんの好きな『ゴジラ』映画は何でしょう?
個人的にとっても興味あります。
この話、始まると切りが無いので、今日はこの辺で。
おっと、最後にハリウッド版『ゴジラ』の予告編を。
こいつを見る限り、『ゴジラ2000 ミレニアム』あたりの造形に近いか?
その目で確かめて下さい。
ただし、最後の一瞬にしか登場しないので、一時停止で見極めよう!



今宵、いい夢を……。

Category: 特撮画報

Thread: 特撮・SF・ファンタジー映画

Janre: 映画

Tag: 特撮 
tb 0 : cm 2   

中子真治SF映画評集成〜SFXの仕掛人 

こんばんは、ロッカリアです。

その昔、「月刊スターログ」や「ホットドック・プレス」と言った、映画マニアから普通のヤング向け雑誌に至るまで、とにかくSF映画の素晴らしさを訴えまくった人が、この中子真治氏である。
僕と同世代の人なら、一度や二度その名を目にした人もいるでしょう。
現在のように、特撮と言えばCGの時代じゃない80年代、とにかくこの映画の特撮はこんな風に撮影された!と言う舞台裏から、映画の面白さを届けてくれ、その記事を読んだ僕はとても刺激を受けたもんだ。
そんな中子氏の集大成、つまりSF映画が盛んだった70年代後半から80年代にかけての作品が、当時の熱気を伴って蘇らせたのがこの本と言える。
naka1.jpg

若き日のスピルバーグやルーカス、ジョン・カーペンター、リドリー・スコットたちの、映画にかける情熱がビンビン伝わって来る、そんな熱い内容なのだ。
naka2.jpg

また、『宇宙の七人』『スキャナーズ』『ギャラクシーナ』『ブレイン・ストーム』と言った、今ではあまり目にする事が無くなった作品にも出会えるのが嬉しい。
naka3.jpg

naka4.jpg

氏は現在、飛騨高山で、とても個人レベルで集めたと思えない映画を中心としたミュージアムを経営されている他、
ブログや「留之助商店」と言うネットショップにも力を入れられている。
是非、と言うよりも、必ず飛騨高山には近々行ってみたいと思ってます。
¥3800と少し高いけど、興味のある人は本屋さんでチェックしてみよう。

Category: 迷宮図書室

Thread: 映画関連ネタ

Janre: 映画

Tag: 映画本  おススメ  特撮 
tb 0 : cm 2   

海洋堂フィギュア・ワールド展に行って来ました。 

んん~、暑いっ!
こんばんは、ロッカリアです。

海洋堂と言う会社、実は僕が住んでいる所から、車で約20分ぐらいで行ける場所にあります。
その昔、ガレージ・キットのクォリティを一気に上げたのがとても印象に残っています。
夏休み中と言う事もあって、大阪は心斎橋のビックステップと言う所で開催されたフィギュア展に行って来ました。
その中でも、仮面ライダー系、ウルトラマン系、チョコエッグ系は抑えて、映画のフィギュアの写真をアップします。
ゆっくり遊んで行って下さい。(写真はクリックすると拡大します)

入場券です。
img160.jpg

プラモデル屋さんから始まった海洋堂。中央の白いフィギュアが何故か専務と呼ばれている社長さん。
2013-08-17 12.23.04

入って直ぐに、『ローレライ』の潜水艦「伊507号」が!
2013-08-17 12.22.26

『海底軍艦』から空飛ぶ潜水艦、「轟天号」全長約30センチぐらい。
2013-08-17 12.24.05

こんなフィギュアもあったんだ!富田靖子だ。
2013-08-17 12.25.16

真ん中のデカい奴、『ゼイラム』だぁぁぁぁ~。
2013-08-17 12.32.09

初代とモスゴジ2体。約40センチ高、迫力がある。
2013-08-17 12.28.31

『ガメラ対バルゴン』は比較的ミニサイズ。後ろはモスラとその幼虫だね。
2013-08-17 12.29.10

反射して見難いけどメーサー砲。りボルテック・シリーズをそのままジオラマにセットしている。このアイデアなら、家でも再現出来そうだ。
2013-08-17 12.40.53

これもリボルテックから。『ガメラ2 レギオン襲来』
2013-08-17 12.44.32

ここからはアメコミ。歴代アイアンマン!
2013-08-17 12.39.11

アイアンマンのアーク・リアクターを光らせている!これだけでムードがグッと出るよね。
2013-08-17 12.41.52

『トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン』のジオラマ。実は…
2013-08-17 12.44.47

こんな感じで作られているのだ。
2013-08-17 12.44.54

『アベンジャーズ』のワン・シーンも上と同じ作り方。シャドー・ボックス方式と言うんだって。
2013-08-17 12.45.20

このバット・モービルも市販されている。
2013-08-17 12.42.26

寄ると、一層丁寧な作りが見える。
2013-08-17 12.42.41

このジオラマはやばい!欲しい!
2013-08-17 12.43.15

ノーラン版バットマンのムードがいいね。
2013-08-17 12.43.10


で、会場の外に出るとガチャポンが。¥400入れて回して見た。僕はオタクじゃないので、その場で開けるなんて事はめったにしない(たまにするんだ…)。
2013-08-17 17.48.17

アイアンマン・マークⅢのダメージ・ヴァージョンだぁ!
2013-08-17 17.50.53

一時期は、大阪日本橋のビルで、こんな展示を年中していたんだが、フィギュア・ブームが下火になった今、あんまり見る事が無くなったんだ。
フロア全部が海洋堂のブースだった事もある。
たった10年前の話。
10年ひと昔とはよく言ったもんだ。

さあ、明日は夏休み最後の日、映画をたっぷり見るぞ!

Category: 話題の……。

Thread: 映画関連ネタ

Janre: 映画

Tag: フィギュア  特撮 
tb 0 : cm 2