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シネマの自由時間

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▶︎4月のNHK-BS「プレミアムシネマ」の映画カレンダーはここから見られます。


7月はスターチャンネルが熱い! 

こんばんは、ロッカリアです。

いや~、何かと忙しくて久々の更新です。

さて、7月はBSスターチャンネルで、「特集:70年代アクション映画」と言うプログラムが組まれています。
ツタヤでDVDのみのレンタル開始になったばかりの『ドーベルマン・ギャング』が早くもハイビジョン放映されるし、『ホワイト・バッファロー』なんて言うブロンソン出演の珍品や、DVD化されていない『爆走トラック’76』なんてのもある。

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だが、今回の目玉は何と言っても個人的にはサム・ペキンパーが監督して、公開当時ケチョンケチョンに批判された『キラー・エリート』だ!!!
シリアス路線かと思えば唐突に忍者が出て来るわ、カンフー技の応酬になっているは、時代色を思う存分堪能できる、珍品中の珍品なのだ。
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どの映画も、チラシだけを見ていると、傑作に思えいるから不思議だ。これが70年代パワーの凄さ!?

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『メカニック』と『トランザム7000』はをWOWOWでも最近(と言っても去年か…)オンエアされたが、『ジェット・ローラー・コースター』『マシンガン・パニック』等々のハイビジョン放映はありがたい。
今観ると、とっても変な映画にしか見えない作品でも、時代を反映し、その時代の空気感を強く感じ取れるのは、この頃にリアルタイムで見た僕たち世代の特権だけど、若い人には『悪魔の追跡』のようなホラーは、昨今のビジュアルに頼らない恐怖を味わってもらえるだろうし、犬がどうやったら銀行強盗なんか出来るんだ?と言う疑問も、『ドーベルマン・ギャング』を観れば必ず「なるほど!」と驚くだろう。(ただし、何故犬を使ったのか?と言う理由には触れない様にしよう…)
『ジェット・ローラー・コースター』では派手に、そして、いとも簡単に爆発する最近の映画と違って、爆弾魔の仕掛けたトラップを見破り、犯人を追いつめて行くサスペンスが堪能出来ると思うし、『ダーティ・メリー、クレイジー・ラリー』では逃避行する若者たちに訪れる突然のラストに驚愕するだろう。

また、WOWOWではブルース・リー先生の没後40年を追悼して、『燃えよドラゴン』以外の作品が放映決定、『死亡の塔』や『死亡遊戯』ドキュメンタリー『アイアム ブルース・リー』なんてのもあるし、カンフー関連では『吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー』何てのもある。

ああ、愛しの70’S映画たちよ……、7月が待ち遠しい……。
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Category: 話題の……。

Thread: 映画関連ネタ

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Tag: 70’  アクション 
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ブロソン、プチ祭り第2弾!『狼の挽歌』 


音楽、監督、主演と、どれを取ってもマカロニだなこりゃ。
G.Wいかがお過ごしでしょうか?
こんばんは、ロッカリアです。

その昔、TV洋画劇場(特に水曜ロードショーかなぁ…)で何度もオンエアされた作品だけど、今見るとキツイわ~。
当時は絶大な人気があったブロンソンが一匹狼の殺し屋を演じ、、あの手この手でターゲットを仕留める……という構成に興奮したもんだが、DVDを買って(10年ほど前)ノーカット版を見ると、無駄な部分は多いし、編集は雑だし、当時の記憶と全然違う印象だ。(これって、よくあるんだよね…)
だが、部分的にはブロンソンの存在はとても魅力的で、特に、ライフルを構え、ターゲットを狙う姿はカッチョイイのだ。艶消しなのが、この作品にも登場するジル・アイアランド(ヌードを披露するもボディ・ダブル丸出しじゃないかよ!)で、ラスト、ガラス張りのエレベーターの中にいる時に、実生活のダンナ、ブロンソンにライフルで狙われるシーンがあるんだけど、今回はここで【シネマ血眼ウォッチング】だ。

この時、ジルと同乗しているのがリチャード・チェンバレン(ずるい、卑怯で嫌な奴を演させたら、右に出る役者はいないのだ)で、向かいのビルからブロンソンに狙撃される。
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ガラスが割れる、パリっと言う短い音が実にシブく、その音意外に悲鳴も声も聞こえない。まずは1発目のシーンがコレだ。
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次に2発目。
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そして3発目。
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中々死なないので4発目!
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ガラスはかなりの損傷を受けているのが分かるよね!?
床に倒れたリチャードを横目で見ながら、声は聞こえないが「ジェフ!」とエレベーターガラス越しに口元が動くジルがアップになり、そして次の瞬間、有り得ないシーンを僕は見てしまった!
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正面からブロンソンが撃ち込んだ銃弾の痕跡すら見えない。
なーんだ、防弾ガラスだったのか…なんて事はなく、これは、ガラスが割れるシーンはセットで、動いているシーンはロケ、つまり本物のエレベーターだから割ったりヒビを入れたり出来なかったんだね、当時は。
明らかにミステイクで、この雑さが作品に現れているんだよなぁ。でも、マカロニ感覚で作った現代劇と解釈しちゃえば、どーって事ないか……。
制作当時は、まさか個人の自宅で映画鑑賞、しかも何度でも見直す事が出来る時代になるなんて、想定外だったんだろうなぁ。
このDVDも、中古なら2千円台で入手出来るみたい(アマゾンで)だから、気になる人はいかがでしょうか。
でも、僕なら買わないなぁ、これは……。(買っちゃったけど…)

Category: シネマ血眼ウォッチング

Thread: 映画関連ネタ

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Tag: 70’  アクション 
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『レガシー』ハッピーorアン・ハッピーエンド? 


img120.jpgロジャー・コーマンが作った、A級映画みたいだ、と言えば分かって貰えるだろうか?

こんばんは、ロッカリアです。
キャサリン・ロスが大々的に主役を張って、それまでには考えられなかったオカルトと言うジャンルに挑んだ作品。
僕個人としては大いに楽しめた。
ただ、彼女に興味が無く、恐怖やショッカーを追求する人、或いはこの時代を知らない人にとっては、なんて事の無い映画なのかも知れない。
と言うのも、俳優や舞台装置に英国ロケと、結構お金をかけているのに雑な部分が多くて、大富豪の屋敷で起こる殺人や死体の処理、主人公の心の変化などの描写があまりにも観客任せで、「ええ?」と思えるシーンや、「キャサリン、そこは突っ込まなアカンで~」と思わず関西弁でこちらが突っ込みたくなるシーンが多い。
だから、初見でこの映画を観る人と、すでに見た事がある人とでは、かなり違った感想になってしまうのだ。
僕が大いに楽しめたのは、もちろん彼女のファンであったし(『卒業』『明日に向かって撃て!』の頃からずっとね)、深夜のTV洋画劇場で見た懐かしい記憶、それと、この作品が持つ独特のムードが気に入っているからだ。
しかも今回のブルーレイにはビスタ・サイズでの収録、本来の姿で見る事が出来る。
レガシー3
建築家の彼女が住む、ロサンゼルスの自宅に掛かって来た電話は、彼女にイギリスで仕事をして欲しいとの依頼だった。詳しい事情はイギリスに来てから説明すると言う、極めて怪しい依頼にも疑う事無く、恋人のサム・エリオット(この共演がきっかけで、結婚したんだよ)と旅行気分でイギリスへ。
ラブストーリーのような出だしで、テーマ曲もルンルンな感じの歌が流れる。
ところが、モーターサイクルで田舎道を走っていると、飛び出してきた年代物のロールスロイスと事故を起こす。
二人は軽傷で済んだが、モーターサイクルは町で修理する事になり、その間、車に乗っていた紳士の屋敷で過ごす事になる。
この屋敷を舞台として、連続殺人と不可思議な事が次々に起こるんだが、仕掛けが遅い。
途中、異変に気付いた二人は屋敷を馬で脱走するが、何だかピクニックに行く見たいにここでもルンルン。
町でロールスロイスを発見すると、運転手の目を盗んで車を奪うが、走れど走れど何故か屋敷に戻ってしまう。
う~ん、よく見る手法だなぁ…と思っていると、僕の頭のどこかで、ひょっとしたらこの映画が、この手の演出のはしりかも知れないと言う思いが過る。
所々のシーンで、結構チグハグな演出だが、監督は後に『スター・ウォーズ:ジェダイの帰還』や、サスペンスの秀作『白と黒のナイフ』を撮るリチャード・マーカンドなのだ。
何処かぎこちないなぁ…と思っていると、この映画が監督第一作なのね。(どうりで…)
深夜のTV劇場で見た時のキャサリンの美しさが今も忘れられないが、ブルーレイと言う魔物は、彼女のシワまでもハッキリと映し出す。それぐらいのパフォーマンスで蘇った今回の『レガシー』は大画面が似合う。(恐怖も倍増だ)
英国ロック・バンド、ザ・フーのロジャー・ダルトリーも出演していて、晩餐会の席で、チキンの骨が喉に詰まって悶絶死を悲惨に演じている。(あまりにも悲惨なのに、鳥の骨って……、しかもちっこい)
また、この映画を見る度に、完成度は違うけど、何故か『オーメン』と、猫が出て来るシーンで『ヘルハウス』を思い出す。
『エクソシスト』で幕を開けたオカルト・ブームだが、この作品は末期的な作品で、ここから数年後に登場する『死霊のはらわた』によって、恐怖映画は新しい道へと進んで行く事になる。
この映画のラストだが、いつもハッピーエンドなのか否かでいつも悩んでしまうが、今回久々に見ても、やっぱりそうだった。
良くも悪くも、70年代テイスト満載の、愛する映画なのだ。


予告編を見る

Category: 愛しの70’Sシネマ

Thread: 映画レビュー

Janre: 映画

Tag: 70’    ホラー  イラスト 
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ポールの「RAM」とD・フェイゲンのニューアルバムは、いいね! 

こんばんは、ロッカリアです。

ポール・マッカートニーにアーカイブ・シリーズ、「ラム」と、ドナルド・フェイゲンのニューアルバム「サンケン・コンドズ」を買いました。

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ビートルズのゴーストから逃れようと、必死にもがいていたのは、何と言ってもポールだろう。と言うのも、ポールこそがビートルズのサウンドを担ってきたわけだから、ソロになっても、そのサウンドスタイルを崩すのが大変だったようだ。
何をやってもビートルズ、そんな中傷が常にポールの頭の中には渦巻いていたのだ。
この時期のアルバムに、そんなポールの苦悩が自然と表れているかのような作品に見て取れる。
このアルバムは、そんなポールのアーカイブ・シリーズで、これからも続々とリマスター盤で登場するはずだ。
個人的には「スピード・オブ・サウンド」「ビーナス&マース」「ロンドン・タウン」「USAライブ」(「バンド・オン・ザ・ラン」は購入済!)あたりが早くこのシリーズで出ないか、心待ちにしています。

さてさて、ドナルド・フェイゲンのニューアルバムだが、こいつはいい!原点回帰的なサウンド作りとメロディーは、今、このスタイルで音楽を構築しても、全く古さを感じさせない、と言うよりも、待ってましたと拍手を送りたい言った感じだ。
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今日は、この中からニューシングル「I'm Not The Same Without You」をどうぞ。




今宵も、いい夢を……。

Category: ライナー・ノーツ

Thread: 洋楽ロック

Janre: 音楽

Tag: 70’  おススメ  ロック 
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『スカイ・ハイ』 曲は良いんだけどね… 

こんばんは、ロッカリアです。

実はこのDVDも、GWに『スカイライダーズ』と一緒に購入しました。
一言で言えば、ブルース・リーの主演作を解体して、いくつかの要素を足して再構築した感じだ。
オープニングでサモ・ハン・キンポーが絡むアクションに始まって、香港特別警察官がオーストラリアへ乗り込む、と言うのも、『燃えよドラゴン』のハンの要塞島の大きい版として見る事も出来る。
そもそも、1975年当時に見た時は面白かった。
『ドラゴンへの道』みたいに海外ロケのカンフー映画は珍しかったし(BUT、『荒野のドラゴン』と言うマカロニもあったけど…)東洋人が海外で大暴れする映画自体も無かった。
オープニングのジグソーが歌う「スカイ・ハイ」はミル・マスカラスの登場曲としてすでに認知されていたし、カンフー映画としては、本格的なカー・チェイスも取り入れて、公開当時は結構話題作だった。
ただ、個人的な意見だけど、主演のジミー・ウォングと言う事を除いて、なんだけど……。
(THEが抜けてるね↓)
ジミー500
ブルース先生亡き後、カンフー映画界を背負って大活躍。
ジャッキー・チェンが登場するまでは、絶大な人気があったんだよ。
だけど、みんな知っていたはずだ、彼が本当にそれほど強くないって事を……。
一方で、彼を崇拝するファンも多い事は事実だ。
そう言った事情を全て理解した上で崇拝しているのだから、誰も文句は言えない。
『片腕ドラゴン』『片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン』なんて怪作を見ると、確かに面白い。
作品に工夫があって、カルト化している。
ある意味、個性があっていいのかも知れないが……。

この映画を見てみよう。
驚くのが、このジミー・ウォングが逮捕しようとしているのが、なんと『女王陛下の007』で2代目ボンドを演じたジョージ・レイゼンビーなのだ。
時間の経過もあるが、誰かに指摘されないと判らないぐらい変わっている。良い意味で言うと、それほど役に徹していると言う事かも知れない。
と言うのも、カンフーでタイマンを張るは、スタント無しで身体に火を点けるは、体当たり演技はジミーより迫力があるぞ。

前記したように、『ドラゴン怒りの鉄拳』の道場シーンや、『死亡遊戯』の黄色いトラックスーツに対抗したのか、青いジャージ(ジャージって…)姿で後半を押し切っちゃう。(へ、へそが見えてるぞ…)
ハングライダーの使い方は、『スカイライダーズ』とは雲泥の差、である。(こっちの方が、製作年度は早い)
全体的に、アクション映画としては頑張っている方で、¥1000ぐらいだから納得かな。
でも、全体を通じて、何故かジミーが威張っているのが気になるんだよなぁ……。

懐かしいと思う人は、一度お試しあれ。
ただし、見終わって「面白い」「面白くいない」のどちらに着地するのかは、ハングライダーと一緒、自己責任でお願いします。

Category: 落書きシネマ

Thread: DVDで見た映画

Janre: 映画

Tag: カンフー  アクション  70’  イラスト 
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