シネマ・サーフィン ~4~

今日は【傑作レトロSF映画】の時間です。
こんばんは、ロッカリアです。
誰もが知ってる(?)マイケル・クライトン原作&監督の傑作です。
何と言っても、デロスランドと言う、ロボットによって完璧に作られたレジャーランドの西部の町で、コンピューターの命令に逆らってロボットたちが反乱、遊びに来た人間を次から次に殺して行くと言う設定がいけてる。
しかも、命令に反して人間を襲うロボットが、『荒野の七人』のユル・ブリンナーで、しかも『荒野~』の時の衣装そのまんまで登場するのだから、オールド・ファンにはたまったもんじゃない。
公開当時(1973年)もかなり話題になった。
そりゃそうだろう、今ならターミネーターの格好をしたシュワちゃんが『スーパー8』に出てくるようなもんだ!(例えがよう分からん…)

西部の町が主な舞台だが、所々強いSF感を感じる。
それは、その町に地下に広がった清潔感のある施設だったり、この時代(『地球爆破作戦』の時も言ったけど)にコンピューター・ウィルスの原型があったりと、クライトンが脚本も担当しているので抜かりが無い。
しかも、このポスターを見て欲しい。
何と言う、SFマインド溢れるビジュアルではないか。

また、この映画には続編も作られた。
『未来世界』と言うタイトルで、主演にピーター・フォンダを迎えて制作したが、ロボットは娯楽用としてではなくて、政治的要人の身代わり用として製作され、世界征服の拠点となるのがフューチャー・ワールドだ。
これはDVD化されていないので、見る機会も少ないだろうが、僕が持ってるLDを再見するかぎりは、『ウエストワールド』の足元にも及ばない作品だ。(ちなみに、ユル・ブリンナーもまたまた出演している!)
この時代からの視点で言うと、確かにVFXなどは未熟だが、映画はそれだけじゃ無い、と言う見本のような映画。
未見の人がいれば、おススメです。
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