『ファール・プレイ』 反則と言えば…
今日は【またまた70年代の映画】の時間です。
こんばんは、ロッカリアです。
ゴールディ・ホーンと言えば、マリリン・モンローのうようにセクシーでコメディが似合う女優、と言うのが僕の見解だ。
モンロー、とは少し言い過ぎかも知れないが、本人は極めて真面目に演じるが、どこかユーモラスで見ている者を笑わせる。
これは、チャップリン、ロイド、キートンと言った、コメディ俳優の大先輩達から引き継がれた王道のように思える。
(ただ、偉大なる彼らは、パントマイム、形態模写、計算尽くされた演技と言った技術面の凄さは他の追随を許さない)
さて、このゴールディを笑いでは上回るはずのチェビー・チェイス(『フレッチ/殺人方程式』の人) だが、今回は少しカッコ良過ぎる。
それに対して、期待を裏切らないのが途中参戦するダドリー・ムーア(『ミスター・アーサー』の人)が、ちょこちょこ現れては笑いをさらって行く。しかも、最後には「そうだったの…」と言う役で、またまた笑わせてくれる。

物語は、パーティの帰り道、ヒッチハイクしてきた男を乗せるが、ゴールディのポーチに、何かを隠したタバコを忍ばせる。誰かに追われているようだ。映画を一緒に見る約束をして、後日映画館の前で待ち合わせるが、一向に来ない。
一人で映画を見ていると、そこに男が現れるが、「小人に気を付けろ…」と言って死んでしまう。
劇場のマネージャーに人が死んだと呼びに行くが、一緒に席に戻ると死体が消えていた……。
この事件が発端で、やがてある大物の暗殺計画に巻き込まれて行く。
色んな人物が彼女の前に現れては死んだり、誘拐されたりと、物語はどんどんややこしくなって……。
ヒッチ先生の『裏窓』『サイコ』『北北西に進路を取れ』『汚名』『めまい』を巧みに取り入れ、『ダーティハリー』『ブリット』のような、サンフランシスコの坂を猛スピードで走るカー・アクションなど、最後まで全く飽きさせない展開が楽しい。
また、ヒッチ先生がよく使うマクガフィン(狂言回し的な、何か、と言っておこう)を、この映画では、タバコの中に隠されたある秘密にあるのだが、その秘密と言うのが……、おっと、コメディでありながら、多分にミステリーの要素を含んでいるので、詳しい説明は止めておこう。
タイトルの『ファール・プレイ』は、直訳すると反則と言う事になるが、殺人や犯罪、と言う意味も含んでいる。
この映画の内容にピッタリだが、額面通り「反則」として受け取るなら、僕はあのタバコの扱い方こそが、かなりの反則だと思うなぁ。
気になる人は、楽しめる作品なので一度見てみるといいよ。
やっぱりこいつも、愛しの70’Sシネマ、なんだよなぁ。
こんばんは、ロッカリアです。
ゴールディ・ホーンと言えば、マリリン・モンローのうようにセクシーでコメディが似合う女優、と言うのが僕の見解だ。
モンロー、とは少し言い過ぎかも知れないが、本人は極めて真面目に演じるが、どこかユーモラスで見ている者を笑わせる。
これは、チャップリン、ロイド、キートンと言った、コメディ俳優の大先輩達から引き継がれた王道のように思える。
(ただ、偉大なる彼らは、パントマイム、形態模写、計算尽くされた演技と言った技術面の凄さは他の追随を許さない)
さて、このゴールディを笑いでは上回るはずのチェビー・チェイス(『フレッチ/殺人方程式』の人) だが、今回は少しカッコ良過ぎる。
それに対して、期待を裏切らないのが途中参戦するダドリー・ムーア(『ミスター・アーサー』の人)が、ちょこちょこ現れては笑いをさらって行く。しかも、最後には「そうだったの…」と言う役で、またまた笑わせてくれる。

物語は、パーティの帰り道、ヒッチハイクしてきた男を乗せるが、ゴールディのポーチに、何かを隠したタバコを忍ばせる。誰かに追われているようだ。映画を一緒に見る約束をして、後日映画館の前で待ち合わせるが、一向に来ない。
一人で映画を見ていると、そこに男が現れるが、「小人に気を付けろ…」と言って死んでしまう。
劇場のマネージャーに人が死んだと呼びに行くが、一緒に席に戻ると死体が消えていた……。
この事件が発端で、やがてある大物の暗殺計画に巻き込まれて行く。
色んな人物が彼女の前に現れては死んだり、誘拐されたりと、物語はどんどんややこしくなって……。
ヒッチ先生の『裏窓』『サイコ』『北北西に進路を取れ』『汚名』『めまい』を巧みに取り入れ、『ダーティハリー』『ブリット』のような、サンフランシスコの坂を猛スピードで走るカー・アクションなど、最後まで全く飽きさせない展開が楽しい。
また、ヒッチ先生がよく使うマクガフィン(狂言回し的な、何か、と言っておこう)を、この映画では、タバコの中に隠されたある秘密にあるのだが、その秘密と言うのが……、おっと、コメディでありながら、多分にミステリーの要素を含んでいるので、詳しい説明は止めておこう。
タイトルの『ファール・プレイ』は、直訳すると反則と言う事になるが、殺人や犯罪、と言う意味も含んでいる。
この映画の内容にピッタリだが、額面通り「反則」として受け取るなら、僕はあのタバコの扱い方こそが、かなりの反則だと思うなぁ。
気になる人は、楽しめる作品なので一度見てみるといいよ。
やっぱりこいつも、愛しの70’Sシネマ、なんだよなぁ。
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