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シネマの自由時間

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『料理長(シェフ)殿、ご用心』とTV洋画劇場時代 

今日は【主にTV洋画劇場】の時間です。

シェフ-1今日は珍しくこんにちは、ロッカリアです。
この映画の内容は近々アップするとして、今日は昔の話にお付き合い下さい。
この映画もやっとDVD化。しかも、買えるものなら買って見ろ、と言う脅迫価格の¥5040!(ブルーレイなら2枚も買える…)
この映画を見ていて、僕が昔経験した不思議な出来事(と言っても大袈裟な事ではないけど…)を思い出した。
この映画も、TVの洋画劇場全盛の時代、真夜中に何度か見た記憶がある。
カラー作品と言うよりモノクロのイメージが強く残っている。
その当時(1970年代)は、僕は5インチの白黒TVで、ふとんに潜り込んだまま深夜の洋画劇場を見ていた、と言うのは以前にも少し書いたが、モノクロの印象が強い映画は、決まってこのスタイルで見ていたかだ。

11PMが終わって(男子の教科書だった…)から、洋画劇場が始まる深夜(だいたい1時前後)まではラジオで時間をつぶす。
3時頃には映画も終わるから、いい夢を見ながらそのまま寝る…と言うのが生活サイクルだった。
この深夜劇場、金曜、土曜ともなると、あっちこっちのチャンネルでオンエアされるから、ビデオの無い時代、リアルタイムで見なければならなし、時間帯が重なったりして見れない場合もあった。
1時から『フレンチ・コネクション』1時15分から『いちご白書』、2時から『ソイレント・グリーン』なんて日は、昼間っから映画好きの友人と「何見よ?」
「やっぱソイレント・グリーンは外せんだろ」などとよく話した。
土曜、日曜なんて、昼間から洋画劇場が放映。
学校帰りに友人宅で鑑賞、数人で盛り上がっていた。

さて、不思議な体験と言うのは、そんなある日の日曜日のこと。
『影を追う二人の刑事』(TV放映時で、『最後のアドレス』と言うタイトルでビデオ化されていたらしい。見た事ないし、ダサいタイトル…)と言うフランス映画がある。
監督ジョゼ・ジョヴァンニ、主演リノ・ヴァンチュラ、マルレーヌ・ジョベール、音楽フランソワ・ド・ルーペ
と言う一流のスタッフの手によって作られた映画だが、ヒットせず、後にも先にもこの映画を見たのはこの時だけだった。
中学生の頃、お昼の2時ぐらいから放送が始まった。
普段なら外に遊びに行っているか、野球をしているかだったが、その日は朝からどんよりと曇っていたので、家でこの映画を見ようと決めていた。
映画が始まる。

ある男の後を追って、二人の刑事、リノとマルレーヌがコンビを組んで捜査をする、と言う内容のものだが、常に雨がシトシトと、本当にそんな感じで降っていて、その雨の中、ただ犯人を追いかけるだけの地味な映画だった。
「あ、雨だ……』
雨の匂いと共に、シトシト降って来た……。
季節は春ごろ。
僕はTVの画面から視線を外に移したり、また画面を見たり……。
この何気ない事が不思議な感覚だった。
何て言えば言いだろう、生涯でたった一度、映画と現実が混ざり合う不思議なひと時。
現実離れしているのに、何処か時空を超えて、映画と繋がっているような「錯覚」……。

ま、これは体験した本人だけが得る感覚だから、文字では伝えられないのが残念だが、こと映画に関してのエピソードなら、一冊の本になるぐらいいっぱいある。
いま思いつくだけのエピソードを、タイトルを付けて挙げるならこんな感じだ。


『南から来た用心棒』とチビロク(ラーメン)の悲劇
『ドラゴンへの道』と史上最大の割り込み作戦
『燃えよドラゴン』鉄製ヌンチャクの恐怖!
『タワーリング・インフェルノ』をビルの5階の名画座で見る怖さ
『エアポート’75』名画座小劇場って、小さ過ぎ…
『エマニエル夫人』が見たいんだよ!
『高校教師』の砂浜とトランペット
『エクソシスト』真夜中のトラウマ事件
『チャップリンの独裁者』とお寿司
『ソイレント・グリーン』とビスケット…
『オーソン・ウェルズの火星人来襲』(TV映画)とラジオ・ドラマ作り
『ハウス』の生ラジオが聞きたい!
『ミッドウェイ』と雷鳴恐怖症
『未知との遭遇』とサングラス事件
『野獣死すべし』水戸の映画館
『夕陽のガンマン』にオカンの声が…
『夕陽のガンマン』TVのリレー中継?
『カサンドラ・クロス』立ち見はつらいよ
『コンドル』と『フリック・ストーリー』の正月対決
『ジェット・ローラー・コースター』のクルマ版!死ぬ!
『燃えよドラゴン』幻の足刀蹴り!血まみれ事件


まだまだいっぱいあるなぁ~。

『野をかける白い馬のように』とオープン・リール
『金田一耕助』と夜明け
『荒野の用心棒』『ダーティハリー』のパネルが…
『マカロニ・ウェスタン』見過ぎで改造モデル・ガンの恐怖!
『荒野の用心棒』クリスマス、演劇で再現
『続・荒野の用心棒』サントラとの出会い


だいたいが1970年代の昔話だが、我ながら楽しい青春時代だったと思う。
他人の昔話なんてつまらんと思われるだろうけど、機会があったら、記事をアップして行こうと思ってます。
今日はダラダラと長くなってしまった……。

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Category: 休日は名画座で

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