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『ダーティハリー』 ノーカット日本語吹替え版に脱帽! 

こんばんは、ロッカリアです。
まだまだしつこい風邪に苦しんでます……。
何とか頑張るぞ~(ぜぇ、ぜぇ)

もう先々週の土日になりますが、2日間に渡り、『ダーティーハリー』シリーズの日本語吹き替え版、ノーカット一挙放映と言う、オールド・ファンにはうれしい企画がWOWOWでありました。
「日本語ノーカット」と言うのは、通常TV放映時には時間上カットされている20~30分の部分を、字幕で埋めるんじゃなくて、新たに追加録音したと言う事です。
もうご存知の通り、クリント・イーストウッドの日本語吹き替えをしておられた山田康夫さんはもういません。
そこで、代役として白羽の矢が立てられたのはクリカンこと栗田寛一じゃなしに、知る人ぞ知る俳優の多田野曜平氏。
この人、フツーにしゃべっている時からすでに山田康夫氏にそっくりで、アニメの声優としても活躍しています。
実際、何処が多田野氏の吹替えたパートなのか、最初から最後まで判らなかった!
風邪で寝込んでいたせいもあって、ちゃんと見たのは1作目と3作目だけ。
後は所々記憶がありません……。
40代以上の映画ファンなら、子供の頃からTV放映される洋画は日本語で見るのが常識だったよね。
アラン・ドロンなら野沢那智さん、チャールトン・ヘストンは納谷五郎さん、マリリン・モンローは向井真理子さん、オードリー・ヘップバーンは池田昌子さん、ブリジット・バルドーなら小原乃梨子さん等々。
山田康夫さんはTV「ローハイド」からクリントの声を一貫してやって来られていて、二人の関係はコインの裏と表だと思う。
単に、クリントのセリフを日本語でしゃべっている、そんな感じじゃなくて、クリントが乗り移ったかのような迫力と奥深さがある。
風邪で意識がもうろうとしながら、こんな事を思い出した……。

ハリー1
アラン・ドロンは『フリック・ストーリー』で。チャールトン・ヘストンは『大地震』や『エアポート75』で。
マックィーンとポール・ニューマンは『タワーリング・インフェルノ』で、実際の声を聴いて知っていた。
クリントも予告編なんかで、ナレーションに被りながらも本人の声は多少知っていた。(ブロンソンはマンダムで!)
だが、1976年、僕が高1の時に公開された『アウトロー』を劇場で見た時、知っているはずのクリント自身の声を改めて聴いた時のショックときたら、今も鮮明に思い出す事が出来る。
マカロニ時代からず~ッと山田康夫さんの声で育って来た僕の耳には、本人の声に妙に違和感を感じ、2時間の間、ず~っと戸惑っていたんだ。
他の俳優の時はスグに馴染めたのに、この時は全然ダメで、僕はこの事を機に、映画はTVじゃダメだ、劇場で必ずオリジナルを見て評価しなくては…と言う思いに目覚めたのだ。
裏を返せば、それだけ山田康夫さんの印象が強く影響していたんだね(僕の中で…)。
本当ならもっと早く、『フリック・ストーリー』やそれ以前に劇場で見た時に思い付きそうなことだが、TVで洋画全盛の時代に加えて、僕の脳ミソも未熟だったんだろうなぁ……。

これ以降、TVで見た映画でも、リバイバル上映があれば積極的に劇場に足を運んで観るようにした。
思い出深いのは、TVで何度も見た『エデンの東』と『理由なき反抗』のインパクト。やっぱりジミーは最高だな、なんて友達と言いながら家まで盛り上がった事を思い出す。

この日本語吹替えってのは、今の吹替えとは似て非なるもの。
当時は気付かなかったが、これはある種の芸術だったのだ。

今回、この『ダーティハリー』を見ていて、「ええ!?」と思ったシーンを発見!
ちょっと興奮しちゃったよ。
そいつは2つあって、ひょっとしたら僕だけが知らなかったのか?とも思ったが、一応発表しよう。
それはね、クリントが……おっと、この話は明日以降って事でご勘弁を。
風邪が長引いて本調子じゃないし、ノドがとっても痛いんだ。
誰かが僕の吹替えをやってくれるなら話は別だけど……(書くだけだろうが…)。
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