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『スカイ・ライダーズ』ブルース・リーの影を追って… 

こんばんは、ロッカリアです。

実はこの映画が公開された頃、ウソかホントか、ブルース・リーのために企画されたとか、出演は生前に決まっていたとか、まことしやかなウワサがあった。
企画段階では、確かにあった、と言う着地点に落ち着いたのだが、この映画の制作は1976年。
リー先生が亡くなられたのが1973年だから、僕はまんざらウソではないと今も思っている。
その結果、この映画を見る度に、リー先生がもし出演していたら……と、ことあるシーンでいつも想像してしまう……。
その代役と言っては、大物過ぎるから失礼だが、ジェームズ・コバーンが体当たりのアクションを見せてくれる。

物語は、今は別の男と結婚した元妻と子供たちが、ギリシャにある別荘からテロリストによって誘拐される所から始まる。
断崖絶壁、陸の孤島とも呼べるような山脈の頂上に建てられた僧院に立てこもったテロリストたちに対して、コバーンはその要塞に侵入するため、ハングライダー・サーカス・チームに協力を頼み(そもそも素人が危険な任務に巻き込まれると言う所に大きな疑問が残る)、夜の闇にまぎれて空からの侵入を試みる……。
スカイライダーズ500

見所は何と言っても後半のハングライダーで、人質共々要塞から脱出する所だ。
風に流されて敵のターゲットになったり、山肌に激突しそうになったり、スタントマンも命がけだ。
しかし、何と言ってもこの頃のスターは偉い!
トム・クルーズやダニエル・クレイグも頑張ってい入るが、コバーン自身がヘリの脚にしがみ付いて、実際に山間を飛行してアクションを見せてくれる。
『恐怖に襲われた街』の時にも言ったが、この頃の役者さんは一応にしてアクション・シーンは自らこなす事が多かったのだ。
ただ、難攻不落の設定にしては、最後の方で警察や軍隊がジープや徒歩で普通に山を登って来ると言うのはどうよ?
ハングライダーの緊張感が半減するんじゃないかなぁ……。

ちなみに……。
この頂上にある僧院は実際にあって、僧侶たちもここで生活している。この映画の時のロケが、僧侶たちのストレスになったのか、後に『007 ユア・アイズ・オンリー』で同じ場所がロケ地に選ばれ、撮影が行われた際には、僧侶たちが非協力的で、洗濯物を干したりして、撮影を邪魔した、と言う逸話も残っている。

その昔、TVで見た時はもっと面白かったと言う印象があったが、今見ると、いい意味でも悪い身でも、70’シネマそのものである。
それがまた、愛おしいのだが……。




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Category: 愛しの70’Sシネマ

Thread: DVDで見た映画

Janre: 映画

Tag: イラスト  アクション  70’S 
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