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『ランゴ: おしゃべりカメレオンの不思議な冒険』どうしたアカデミー? 

こんばんは、ロッカリアです。

アカデミー長編アニメ賞を受賞したから、少しは期待してたんだけど、主人公をカメレオンにしただけのウェスタン。
ま、子供向けだから、大人が正面切って批判するのもどうかと思うが、「トイストリー」の用に大人も楽しめるアニメだと思って見てしまうと後悔する。
ただ、クリント・イーストウッドの声としゃべりを完コピ
したアルマジロ(だろ?)には、気づいた人だけが笑える。
逆に、90年代のボブ・ディランのフロッグ・ヴォイスを真似たようなジョニー・デップの声を聞くと、ランゴの声なんて誰でも良かったんじゃないだろうか、と言う気がする。(個人的にはジャック・ブラックかマイク・マイヤーズに!)
ま、女性の集客や宣伝効果には必要だったんだろうなぁ……。
アニメに関して言うと、日米の差が歴然としている。
日本のアニメ・クリエイターたちは、まだ誰も見たことのない世界に観客を誘う明確なヴィジョンと言うものが、僕には感じられるのだが、アメリカのクリエイターは技術の追求にヒート・アップしていて、作品の中に魂を埋め込むのを忘れているように思える。
ランゴ-おしゃべりカメレオン
実は、あまりにも切な過ぎて、このブログで取り上げるのを見送った新海誠監督の「星を追う子ども」などと見比べると、クォリティに課なりの差を感じてしまう。
いい加減に、キャラクターに頼るアニメ制作から脱却しないと、この日本では誰も劇場に見に行かなくなっちゃうぞ。
この「ランゴ」だって、せっかくウェスタン風にしたんだから、例えば銃を抜くシーンをマカロニっぽく演出するとか、誰もが知ってるウェスタン映画のワン・シーンをやって見せる、なんて事をすればもっと盛り上がったはずだ。

冒頭の歌だって、いっそのこと「続・荒野の用心棒」のジャンゴを使って、「ランゴ~!」と高らかに唄った方が絶対ウケたのに……。

これが、アカデミー長編アニメ賞……? どうしたアカデミー協会、と言いたい!
ああ、ヒッチ先生の言葉が脳裏をかすめる。

「アカデミー賞?あれは、人気投票みたいなもんだよ。」
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