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『レジェンド・オブ・フィスト~怒りの鉄拳』泣ける… 

こんばんは、ロッカリアです。

常々言っている事だけど、リメイク作品は、オリジナルのスピリットを受け継いでいるのか否か?
僕はこの一点にいつも注目して観る事にしている。
そう言う意味では、この作品はオリジナルを大幅に、しかも大胆にアレンジしているのだが、『ドラゴン怒りの鉄拳』のスピリットを確実に受け継いだ、今時、数少ないリメイク作品だと思う。
そして、もしあなたがブルース・リーのファンならば、廃屋になってしまった「精武門」の道場で、ホコリに塗れた、アノ、白い軍服を手にするシーンに、熱いものが込み上げて来るのを止められないだろう。
怒りの鉄拳500
日本軍が中国に侵略し、上海にもその波が押し寄せていた1925年。
ほとんどが、この上海を舞台に物語は進んで行く事になるのだが、街の一角を切り取ったセットは見事で、特に人間関係が渦巻くキャバレー「カサブランカ」のセットは、豪華で美しく、時代の空気感が伝わってくる。
主人公のドニー・イェンは、『イップ・マン』ではブルース・リーの師匠を演じていたが、この映画ではブルース・リーの演じた役をすると言うのも面白い。
オリジナルでは、ブルースとノラ・ミャオのラブ・ストーリーが描かれていたが、ここでは更に一歩踏み込んだ形にしていて、これがまた切ないのだ……。
「グリーン・ホーネット」でブルースが身に付けていたコスチュームを完璧再現し、それを着たドニー・イェンは、日本軍による中国要人の暗殺を阻止しようと大暴れする。(これには思わずニヤリ、だよなぁ…)
日本人である僕が、日本人はとんでもなく悪い奴!と描かれている映画を見るのは少し複雑だけど、実際はもっと酷かったんだろうな……と思うと心が痛い……。
チョイ役だけど、倉田保昭がカメオ出演していたり、エグザイルのアキラが軍人役を演じるなど、この辺に、日本の観客に対しての配慮もうかがえる。
例の道場破りのシーンでは、お約束のヌンチャクも披露してくれるが、ラストの1対1の対決では、ヌンチャク対日本刀のシーンは無く、空手対カンフーの一騎打ちとなっている。
この映画は、カンフー映画と言う単純な一言では片付けられない、見応えのあるリメイク作品に仕上がっている。
一度あなたの目で確かめる事をおススメします。

だけど、カンフー・アクションのある映画は真夜中に見ちゃダメだね。
どうしても手足が勝手に動いてしまう世代なんだよ。
でも、もし間違ってカンフーのマネをしようものなら、寝ている奥さんが飛んできて、僕に怒りの鉄拳を振り下ろすだろうなぁ……。
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Thread: DVDで見た映画

Janre: 映画

Tag: おススメ  カンフー  イラスト  アクション 
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