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『007 ゴールデン・アイ』国際ジェームズ・ボンド・デーにちなんで… 

こんばんは、ロッカリアです。

ちまたでは、ビートルズのデビュー50周年で盛り上がっていますが、そのビートルズにも勝るとも劣らないもう一つの英国代表選手、それがジャームズ・ボンドだ。
そして、第1作となる『007ドクター・ノオ』が、1962年10月5日にロンドンでプレミア上映されてからちょうど50周年。
それを記念して、10月5日を【国際ジェームズ・ボンド・デー】と定めた英国人はエライ!
そんな英国人のオチャメぶりに敬意を表して、久しぶりにボンド映画を見た。
どの作品を見ようかと迷ったが、そう言えば最近、CMに出ていた事を思い出し、ピアース・ブロスナン=ジェームズ・ボンドをチョイス。
ピアース・ボンド初登場のこの作品は、盟友006の死から9年後から本編が始まる。ちなみにM(ジュディ・ディンチ)の初登場作品でもある。
(↓今回は画面が少しザラついています…。へたくそ~! ↓)
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フェラーリ対アストン・マーチンDB5のカーチェイスも華々しく、その女性ドライバー、ゼニア・オナトップとはモナコのカジノで知り合うが、この女、ロシアの犯罪組織「ヤヌス」のメンバーで、カニばさみと言う、吉本新喜劇以外で見た事がない技で人を殺すのだ。
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一方、ボンド・ガール、ナターリアを演じたイザベラ・スコルプコはポーランド出身の女優さんだが、ロシアのコンピューター・プログラマーを演じ、ボンドのパートナーとしても活躍する。
この映画が作られた1995年と言う時期は、冷戦に終止符が打たれた事もあって、スパイであるボンドに対してかなりの冷遇。
「時代遅れだ」「まだそんなスパイごっこをしているのか」等々、結構バカにされてしまう。
時代だな~と思う一方で、劇場で見てからもう17年も過ぎている事に驚く。

連れ去られたナターリアを追いかけるのに、戦車で街中を突っ走る。この辺はおそらくボンド映画の成せるワザではないだろうか。(よく許可が下りたよなぁ…)
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歴代ボンドを見て来たQことデスモンド・リュウェリン爺さんが惚れ込んだピアース=ボンド、今までには無いような情景を扱ったシーンが珍しいね。
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リーアム・ニーソンがボンドの第一候補ではあったが、アクションに興味がないと言う理由で断った。(じゃあ『スター・ウォーズ』や『96時間』はアクションじゃないのか…?)
ちょっと渋めのリーアム=ボンドも少し見てみたいと思うのは僕だけじゃあるまい。

この映画を見終わって、ふと、最近のアクション映画が面白くない理由が分かったような気がした。
ウィットに富んでユーモアを忘れない。女の為なら命を懸けて、どんな銃撃戦でも絶対に弾は当たらない(たまにカスルけど…)。
どんなにダメージを受けようともなんのその、すぐに回復して悪人をやっつける。
これはボンド像を簡単に言い表したんだけど、今のアクション映画の殆どのヒーローがこのステレオタイプ。
ウソだと思うなら、アクション映画を見ている時に、ボンド像と重ね合わせて見ると面白いよ。



最期に、余談ですが、金本選手、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました……(涙…)。
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Category: シネマ・エッセイ

Tag: アクション  スパイ 
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