『ゴールデンスランバー』 シネマ血眼ウォッチング

こんばんは、ロッかリアです。
最近はブルーレイやハイビジョンでも見る機会が増えたので【DVD血眼ウォッチング】を改めました。
そもそも血眼ウォッチングとは何なのかと言うと、映画を見ていて、「ん?これ何か変だぞ!」と気になった所に突っ込みを入れちゃおうって言う嫌らしい企画です、ハイ。
日本国首相が爆弾によって暗殺されると言う、今時あり得ない設定のこの映画。
なぜあり得ないかと言うと、今の日本の首相なんて、放っておいてもすぐに辞めちゃうからね。
その犯人の爆弾魔に、無理矢理させられたのが堺雅人で、この犯行は国家ぐるみの匂いがプンプンしていて、堺は警察の助けを求められない、と言うのがこの映画の肝だ。
頼れるのは昔の仲間と、通称キルオと言う通り魔殺人犯、それに、裏の世界に住んでいたと言う病人だ。
果たして、無実の罪を着せられた堺は逃げ延びて、疑いを晴らせる事ができるのか……。
と普通ならキレイに締めくくりたいのだが、どーもこの作品、最初からトボケた感じなんだ。
冒頭、季節は夏だ。竹内結子がデパートのエレベーターに乗り込み、カメラが外の風景を移すと、そこはすでに季節が変わって秋冬のファッションになっている。どうも変だなと思っていたが、これはラストに繋がっていた。
だが、このラストは、見る者に「それでいいのか?」と言う、腑に落ちない結果となっている。
つまり事件は何一つ解決しないで終わっている、と僕は思っているからだ。
本題に入ろう。
犯人に仕立てられた堺は、仲間の協力もあって、途中で昔使ったことのある車(カローラ)で逃走するが、いくらバッテリー交換やあガソリンを入れても、タイヤはおそらく空気が無く、何十年も経過しているからゴムも劣化しているはず。
なのに、何事もなかったように走るのはおかしいが、百歩譲ろう。
そんな事を言っていては映画は成り立たない事もあるだろう。
ただ、このシーンはヒドい!

外見はボロボロなのに、ドアを開けた時に見える内装は、ピカピカじゃないか?
そんな事は普通なら有りえん!
おそらく、この年代モノのカローラのオーナーさんは実在していて、撮影用に拝借して、外装だけウェザリングを施したが、内部はNGなのか、単に忘れただけなのか……。
一般家庭でも画質が向上した今、こんなミスは痛すぎるんじゃないだろうか……。
試写の時に、誰かが気付き、指摘すれば、CGと言うツールで簡単に修正できたのでは?
「ま、いっか…」と言う姿勢では、良い作品は絶対にできないぞ!と言いたい。
もし僕が、「ま、こんなもんでいいか…」とこのブログの記事を書いていたら、誰にも相手されないブログになってしまうだろう。
え?今でも相手にされていない!?
ああ…なんだか…急に…眠く…なってき…た……。(←ゴールデンスランバーと言いたいんだね…)
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