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『おしゃれ泥棒』でスタート! 

いや~、すっかり正月ボケです~。
こんばんは、ロッカリアです。

去年もオードリーの『シャレード』でスタートしましたが、今年もオードリーの作品で始まります。
1月の2日にWOWOWでオンエアしていた彼女の特集、『ローマの休日』『昼下がりの情事』『パリの恋人』等々、見慣れた作品ばかりですが、老いとは怖い、結構忘れていたりして、新鮮な感じで見れました。
中でも『昼下がりの情事』の素人探偵ぶりの次に見た『おしゃれ泥棒』の素人泥棒ぶりが面白かった。

普通、泥棒映画って言うのは、綿密な計画を観客に提示して、いざ実行となった時、色々な障害が生じて、そこにスリルが生まれるんだけど、この作品は、泥棒の依頼者、つまりオードリーがピーター・オトゥールの助けを借りて美術館からビーナス像を盗もうとするのだが、計画は一切観客に提示されずに、あれよあれよと言う間に、次から次に盗みのテクニックが繰り出されてビーナス像盗む。
見ている方は、オードリーと同じ目線で、次はどんなことが起こるのか、ハラハラドキドキさせられるのだ。

しかも、オードリーがおしゃれな格好から、急に美術館の清掃員に扮するくだりは、ウィリアム・ワイラー監督のセンスが光って楽しい。

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しかも、ピーター・オトゥールの本当の正体や、父親の贋作がバレないかどうかなど、サスペンス要素も含んだラブコメの名作とも言える。

解体珍書
以前「ラジオ・ヒッチコック」で『ローマの休日』を取り上げた際に、ウィリアム・ワイラーとアルフレッド・ヒッチコックの丁々発止のやり取りを指摘したが、この映画でも、ウィリアム・ワイラー監督は、まるで挑発するようなシーンを挿入しているのだ。
それがこいつ↓
2013-01-06 16.26.03

オードリーが寝ながら読んでいる本(どうやらフランス語のヒッチコック・マガジンか…)、ウィリアム・ワイラーも意外にしつこい性格らしい……。
『泥棒成金』に対抗したかのようなこの作品や、自身の『コレクター』なんてのは『サイコ』をモロ意識した感じだしね。
ま、なにはともあれ、今年もヘタクソな落書きと、小学生のような文章力ながら、映画の魅力を伝えて行けるよう努力する事を年頭に誓って、頑張りますので、どうかよろしくお願いします!

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Category: 休日は名画座で

Thread: 心に残る映画

Janre: 映画

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