『プレミアム・ラッシュ』NYメッセンジャーのプライド

こんばんは、ロッカリアです。
(文庫などでたまに見かける手描きポップのイメージをディスクに転用してみました↑)
バイク・メッセンジャーのワイリー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ケンカ中の彼女とルーム・シェアしている中国人女性のニマ(ジェイミー・チャン)から一通の封筒を、チャイナタウンまで大急ぎで届けて欲しいと頼まれる。
その直後から、いかれた刑事が執拗にワイリーを追いかけ、その封筒を渡すように迫るが、一度引き受けた仕事を簡単に投げ出すワイリーではない。
拒否した事から、狂った刑事との壮絶な追いかけっこが、NYの街を舞台に始まった……。
時間軸を逆行して行く演出に疑問が残るが(封筒の中身が何なのか?と言う焦点を隠しておくだけなら、他に方法があったはず)、ノーブレーキ(付いていないんだよ、最初から)シングル・スピード(固定ギア)のピスト・バイクが狂ったように疾走するアクションは、下手なカーアクションよりもハラハラドキドキする!
対するは狂った刑事だけじゃない。昔から敵対するイエローキャブや、実在するバイク・ポリスまで参戦して、チャリンコ好きにはたまらん映画になっている!
実はこの僕も週に2~3日はロード・バイクでせっせと通勤している(往復で20キロだけど…)チャリダーなので、実感として、思わず「ヤバッ!」と声が出そうなシーンの連続だ。
中でも一番やってはいけない、車と車の間を蛇行する、信号無視をする、なんてのは映画だから許される事、実際には絶対やっちゃダメ!!!
僕も自慢じゃないがこの7~8年で2回事故ってる!(だから自慢するなっつーの!)
ま、ワイリーほどの無謀な奴はいないだろうが、マナーや道交法を守らない人がこの数年、自転車の数と比例して増えているのは間違いない。
僕は車も好きだから、両者の立場が分かる。シェア・ザ・ロード、道は譲り合おうと言うスピリッツを忘れないで。
ついでだから言っておきたい事がある。
マウンテン・バイク、ロード・バイクと言う事から分かるように、バイクとは英語でバイシクルの略語で、オートバイと勘違いしている人が多い。
オートバイ、正確にはモーターサイクルをバイクと言っちゃうのは日本だけ。
外国で使うと恥をかくから気を付けよう。そして、間違ってもハーレー乗りに、「良いバイクだね」何て事は言っちゃだめだ。
絶対殺されるぞ!
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