「サントラ来襲!」パート3
こんばんは、ロッカリアです。
アメリカで現在も根強い人気があって、アルバム・セールもラップやダンス・ナンバーを抑えて全米NO1になるジャンルがある。それがC&W、つまりカントリー・ウェスタンだ。
この音楽との出会いはキョーレツで、1976年公開のロバート・アルトマン監督作品『ナッシュビル』での事だった。

当時、映画音楽は結構人気があって、新作の映画がロードショーされる日が近付いて来ると、当たり前のようにテーマ曲がラジオから流れて来たものだ。
そんな中、『ナッシュビル』に出演して、自作の歌を劇中で歌っているデビッド・キャラダインの実の弟、キース・キャラダインの♪アイム・イージー♪は、映画の主題歌だけ、と言う限定で言うなら、エルトン・ジョンの歌う『狼たちの午後』の主題歌♪麗しのアモリーナ♪と双璧をなす衝撃を僕に植え付けた。
ラジオで耳にして、速攻でレコード屋さんに行き、欲しかったロードーショー誌推薦のLPを横目で見ながら、シングル、つまりEP盤の方を買って帰り、何度も何度も聴き入った。
実の事を言うと、映画は見に行ってない……。
数年後、TVの洋画劇場では見たけど、アルトマンの映画を観に行くのなら、その前に、もっと他の映画観る事が優先されたからだ。
学生だったと言う事もあり、年中金欠(年中無休みたいに言うな…)の僕としては冒険を犯すよりも、やっぱドロンだとかレッドフォード、クリントを最優先しなくてはいけなかったからだ。
アルトマンの作品が良くないと言う意味ではない。まだ、本当の凄さを見極める力が無かっただけの話だ。(今でも、だが…)
CDジャケットのデザインはLPレコードと同じで(記憶の中では…)出演者たちがイラストで描かれているのが楽しい。
珍しい事を言うと、『エアポート’75』や『ファミリー・プロット』に出演している女優のカレン・ブラックの歌声も、このCDの中で聞く事が出来る。
♪アイム・イージー♪は、僕にとって、まさに青春時代の1ページに刻み込まれた1曲なのだ。
映画音楽は、永遠に不滅なのだ!
『狼たちの午後』よりエルトン・ジョンの「麗しのアモリーナ」
今宵、いい夢を……。
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