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007 誕生秘話にもない秘密 

こんばんは、ロッカリアです。

WOWOWで『エヴリシング・オア・ナッシング』を見ました。
この『エヴリシング・オア・ナッシング』は、原作者のイアン・フレミングが実際に殺しのライセンスを持つ諜報部員(第二次世界大戦当時)だった事から、どのようにしてボンドが誕生し、その後、ボンドは何故次々に代わって行ったのか?と言う興味深い事を解き明かして行く、ボンド映画のファンにはたまらない内容となっていた。

ダニエル・クレイグの金髪ボンドに対するバッシングは、映像で見ると、改めてヒドイものだった事が分かる。
監督のサム・メンデスさえ、最悪のボンドだ!と批判したぐらいである。
ところが今やどうだろう。
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『スカイフォール』の大成功もあって、歴代NO1のボンドだと称賛されるに至っているではないか。
『カジノロワイヤル』以降、『インベイジョン』『カウボーイ&エイリアン』『ドラゴン・タトゥーの女』などに出演し、デビッド・フィンチャーやハリソン・フォードから学ぶと同時に、努力を惜しまぬ役作りには最敬礼である。
そんな彼が、『スカイフォール』でボンドを演じるにあたり、自身が尊敬してやまない俳優の仕草を徹底的に体に覚え込ませ、撮影に臨んだと言うのだ。
その俳優こそ、誰あろう、スティーブ・マックィーンなのだ。
それを念頭に置いて『スカイフォール』を思い出すか、映画を見直して見るといい。
オープニング、オートバイに乗ってターンを決めるダニエルの姿は、まるで『大脱走』のマックィーンだし、そもそもハンドルを握っている手から腕にかけての角度まで、そっくりコピーしているではないか!
シリアスなシーンにもそれは現れている。
目の動きや表情は、まさにクリソツだ。
勿論ヘアースタイルは一目瞭然だし、歴代ボンドが英国トラディショナルのスーツを着こなしていたが、ダニエルはアメリカのトラッドをラギットに着こなしている。(メーカーはトム・フォードで、アクションで破けてもいいように、予備のスーツを85着も用意していたのだ)
僕はこの話を6月に、某ファッション雑誌で読んでから、ダニエル=ボンドはマックィーンの魂が宿っている様に見えて仕方がない。
劇場で見た時は、ダニエルよりもコネリー=ボンドだろっ!と思っていたが、この話を知ってからは、急に親近感が湧いてくるから、僕と言う人間は単純である。
今では、「マックィーンが好きなんだって?なら仲間じゃないか!」ぐらいの距離感なのだ。(あくまで一方通行だけど…)
今日の終わりも、昨日と同じセリフで締めくくりましょう。

「へぇ~、そうだったんだぁ!」

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Category: シネマ・エッセイ

Thread: 映画関連ネタ

Janre: 映画

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