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シネマの自由時間

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『スペース・トラッカー』はアメリカ版トラック野郎かも… 

スタンプ・スペーストラッカ-1996年に製作され、DVDになったがすぐに廃盤。
レーザーディスクで持ってはいるが、今回アマゾンで何気に検索してみると、中古だが¥1500弱と言うリーズナブルな値段で売っていたので即ゲット。
LD画質よりもはるかに向上しているので、スクリーン投影も問題なしだった。

▶▶▶ 運送会社の仕事で「四角ブタ」を運んできたジョン(デニス・ホッパー)は宇宙をスペース・トラッカーで駆ける一匹狼だ。
ところが納期に2日遅れたとの理由で、報酬をカットすると言って来た。
これに腹を立てたジョンは「四角ブタ」をコンテナから降ろさないと言い出し、会社ともめて大乱闘になり、警察まで出動する始末。
地球で入院している母の見舞いに行きたい、と言うフィアンセのウェイトレスと、若いトラッカーのマイクと3人で、何とか警察の手から逃れたが、謎めいた積荷を地球に運ぶ羽目になる。
途中で暗黒流星群に遭遇したり、海賊船に捕まったりとトラブル続き。
実はこの海賊船の船長が、謎の積荷の中のバイオ兵士BMW(バイオ・メカニック・ウォリアーの略…)を造り出した博士のネイベルで、自分を裏切ったサッグスを殺すために、このBMWの大軍を地球に送り込もうと画策していたのだ……。

スペーストラッカー

90年代の作品で、CGにもそれほどお金をかけていない。デニス・ホッパーはホントにアクション映画には不向きだ。それだけに、殴り合いや体を張ったシーンを見れるのはホントに貴重だ。
ストーリーも結構適当な所があって、バイオ兵士のBMW(実はデザインは空山氏で、特殊効果をスクリーミング・マッド・ジョージと日本人が固めている)は、着ぐるみだったりする。
『T2』から一体何年経っているんだ!と突っ込みも入れたくなるこの映画は、決して真剣に観てはならない。
アメリカ本国では、一体どれぐらいの量のポップコーンがスクリーンに投げつけられただろう……と心配になるポップコーン・ムービーの王道なのだ。
だからと言って、つまらない映画なのかと言うとそうでもない。
メカのデザインはしっかりしているし、暗黒流星群のシーンには目を見張るものがある。何処か愛くるしい作品に仕上がっているのは、単純なスプラッター映画に終わる事の無かったホラー映画、『ZOMBIO/死霊のしたたり』の監督、スチュアート・ゴードンの成せるワザだ。
アメリカン・トラック野郎の定番ソング、カントリー・ウェスタン(日本なら演歌)も所々で流れる。

全編が冗談で出来ているようなこの映画だが、一番のおふざけは、サウンドトラックの演奏を、ミュンヘン交響楽団がしている事、じゃないだろうか……。

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Category: レビューがはじまる

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Tag: Sci-Fi 
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