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『ターミネーター:新起動ジェニシス』ターミネーター=シュワちゃんの構図をやめないと… 

こんばんは、ロッカリアです。

本当は、この作品のレビューが目的ではありませんが(おいおい…)、本題に入る前に、この作品の気になる所を。
結論から言うと、制作側が「ターミネーター」=シュワちゃんの構図から脱却しない限り、同じ事を永遠に繰り返すことになるんじゃない!?(シリーズが続けば、だけど)
そもそも、タイムスリップのパラドックスを解消するのに使われるのがパラレルワールドと言う、もう一つの平行世界だろ。(この説明は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』でドクが分かり易く説明しています)
なのに、カイル自信が「この時間軸では誰も死なない」と言っているように、すでにパラレルワールドを認識しているのは不思議だ。
そして、T−800型ターミネーターの顔はシュワちゃんなのに、サラ・コナーやカイル・リースは、当たり前のように違う俳優が演じている。
これはカオスだ。
もちろんファンが見たいから、こう言う事になったんだろうが、設定が波状している。
また、9歳のサラのもとに、一体誰がT−800を送り込んだのか謎だし、ネタバレ気味で言うと、サラの息子、ジョン・コナーは救世主でなくなっている、いや、ターミネーターとして自分の母親を殺しにやって来ると言う無茶苦茶な設定だ。
我々(サラとカイル)が未来を変えないといけないと言う設定、『T2』は一体何だったのか?と言う設定。
おまけに、ラストではシュワちゃんがT−1000、リキッドメタル・タイプにアップグレードしている。
さらにさらに、「ジョンは?」と言うカイルの問いかけに、「あの衝撃には耐えられない」と、逆説的に捉えると、ここは「生きている」という暗示で、続編に再登場を匂わせていた。
元祖のキャメロンがこの作品を絶賛しているが、これも逆説的に考えると、俺の作品以上のものは作れない、と言っているように聞こえる。
僕は個人的に、『ターミネーター4』の方が作品としてもSFとしても良く出来ていたと思う。(『3』は論外だ)
よって、ターミネーター(T−800)=シュワちゃんにこだわっていると、どん詰まりになるのは必至だと思うんだが……。
さて本題に。
「カウチポテト通信」の方でも紹介したこの作品のメイキング映像、これを見てぶっ飛んだ!
1作目のT−800そのままの様相で、若き日のシュワちゃんが裸でタイプスリップしてくると、待ちくたびれたぜ、と言って今のシュワちゃんが登場、そこで激しいバトルとなるのだが、この若き日のシュワちゃん、顔だけモンタージュだとか、旧作とのCGの合成かと思いきや、ワイヤーフレームから作られたフルCGだったと言う衝撃。
まずはご覧ください。



で、これを見て思った事があります。
ここまで人間を表現できる時代なら、邪道と言われようが、ファンからバッシングに会おうが、あの人を蘇らせて、ぜひ新作映画を作って欲しい。
短編でもいい、あの勇姿を、現代に蘇らせて欲しいのだ!
そう、あの人とは、我が永遠の偶像、ブルース・リー先生なのだ。
まともな作品は、たった4作しかないのだ。
今なら出来る、絶対に……。

この映画のように、もし時間軸が変えられるなら、T−800が送り込まれてくる世界じゃなくて、リー先生は生きていて、何本もの主演映画を撮っている、という世界に行きたい。
そんな妄想を抱く、50過ぎのおっさんでした……。

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Category: レビューがはじまる

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