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シネマの自由時間

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『オペラ座:血の喝采』恐怖は最高! 

こんばんは、ロッカリアです。
お盆休みはダラダラと過ごしてます。(ダラダラ…)
さて今日は、前々からソフトを買おうかどうしようか、迷っていた作品が、ラッキーにも「ムービープラス」でオンエアされたので、早速エアチェックして見ました。
3行レシピ4
 1. 目の下に無数の針!伝説のショッキング・シーンが怖い
 2. スプラッター・シーンの演出は、さすがの巨匠!
 3. オペラ座の怪人路線ではありません
いろえんぴどんな映画
1988年に、『サスペリア』の監督で、イタリアの巨匠ダリオ・アルジェントが好評だった『フェノミナ』の直後に製作したホラー作品。
ベテランのオペラ歌手の交通事故によって、突然チャンスが巡ってきた若手の歌手ベティだったが、演目が「マクベス」と言う事で出演を渋っていた。
結局演じることになるが、突然現れた殺人鬼に、恋人の助監督が目の前で惨殺され、自身もロープで縛られるが、なぜか犯人はベティを殺さない。
これが惨劇の幕開けで、ベティの周りで次々と常軌を逸した殺人が起こる……。
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いろえんぴつ見所と解説
ダリオ・アルジェントの描写には、意外かも知れませんが、インテリジェンスなアプローチを感じます。
『サスペリア』ではバレエと魔女を恐怖でつなぎ、この作品ではオペラのプリマとサイコパスを猟奇的につないで見せる。
この映画の話題は何と言ってもショッキングなシーンにある。
そして、それを煽るかのようなカメラワークも秀逸だ。

だが、作品全体としては支離滅裂な部分が目立つ。
恋人が殺され自身にも危害を加えられたにも拘わらず、警察に通報しない。
突然登場した少女に命を助けられる。(陰はチラホラ写ってはいるが…)
公演の最中に、カラスを突然解き放して犯人を探そうとしたり、照明が観客席近くに落ちても、何事もなかったかのように公演を続けたり、犯人の前を通り過ぎる警察犬など、言い出したら切りがないのです。

そして、もうひとつ魅力に欠けるのが、主役のベティを演じるクリスティナ・マルシラックだ。
『サスペリア』ではジェシカ・ハーパー、『フェノミナ』にはジェニファー・コネリーがそれぞれ存在感を示したが、クリスティナでは平凡すぎるように感じた。
「瞬き針責め」のシーンで、どれだけ目を大きく見開けるかで、オーディションを勝ち取ったのかも?
ま、ジョーダンはさて置き、同じイタリアということで、1960年代に大ブームを作ったマカロニ・ウェスタンのホラー版といった印象です。

残念ですが、見終わった後に、拍手喝采とはいきませんでした。
ジョーズメーター3


オペラ座 血の喝采 完全版 [Blu-ray]


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