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『針の眼』 スパイ映画ねぇ… 

こんばんは、ロッカリアです。
この映画は1981年の制作なんだけど、第二次世界大戦当時の再現が上手い。
忠実に再現すると言うよりは、雰囲気作り上手い、と言った方が適切か。
大きな「針」を凶器として使う事から、暗号名をニードルとしたスパイを、ドナルド・サザーランドが好演している。
ただ、この映画、一筋縄ではいかない。
と言うのも、前半と後半では、全くテイストに違うさ作品になっているのだ。
そう、『フラム・ダスク・ティル・ドーン』的な作品と言ってもいいかなぁ。(まあ、あそこまで酷くはないが…)
まず前半の「スパイ・サスペンス・テイスト」から言うと、第二次大戦の最中、ドイツのスパイ、ニードルはヒトラーから連合軍のノルマンディ上陸作戦の真偽を写真に証拠として写し、直接ベルリンに届ける極秘任務を直に命じられる。
一方、パイロット志願の若い兵士は、出兵に先駆け結婚式を挙げるが、直後、新妻を乗せた車で事故に遭う。
この新妻ルーシーをケイト・ネリガンが演じている。
命は助かったが、夫は両足を失う事になり、ストーム・アイランドと言う孤島に、一人息子と夫婦でひっそりと生活する事になる……。
スパイとして英国に住んでいたニードルだが、情報収集に成功して、証拠写真をベルリンに持ち帰ろうとするが、スパイである事がスコットランド・ヤードにバレてしまい、車、オートバイ、列車を乗り継いでの逃亡劇に。
何とか間一髪の所で逃れる。
辿り着いた漁港から船で出国しようとするが、海近付いて来た嵐の影響で大時化(おおしけ)となり、ニードルを乗せた漁船は遭難してしまう……。
ココまでを前半とすると、ニードルが英国内でスパイ活動に従事する姿がサスペンスフルに描かれていて、観客の興味を惹き付ける事に成功している。
監督は後に『スター・ウォーズ~ジェダイの帰還』でメガフォンをとるリチャード・マーカンドだ。
針の眼2

後半の「ホラー・サスペンス・テイスト」では、遭難したニードルはストーム・アイランドに漂着し、ルーシーに発見され看護を受ける事に。
ルーシーは夫婦生活がすでに破綻している事に感じていたが、車椅子生活で、酒に溺れるの夫にも情がまだ残っている。
が、ルーシーはニードルと恋に落ち、身も心も彼の虜になって行くが、ニードルは島でたった一つの無線機がある灯台から、祖国に連絡を取ろうとするが、夫や灯台守の存在が邪魔になり殺そうと思っていた。
そんな事を全く知らずに、ルーシーはニードルとの情事を重ねて行くが、やがてニードルの行動の不審を抱き始めるが……。
この辺りからラストまで、孤島で逃げ場の無い状態の中で、まるでホラー映画のサイコに追われるヒロインのような展開が続いて行く……。

ル・カレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を映画化した『裏切りのサーカス』を見に行きたいが体調を崩して断念。
でも、なんかスパイ映画が見たいと思って、スカイツリーのように積み重なったDVDの塔から、慎重に引っ張り出してきた映画だが、期待していたような純然たるスパイ映画じゃなかった。
以上の事をあらかじめ承知の上で見ていれば、これはこれで面白い映画だと思う。
サスペンス映画としてのディテールは少し浅いが、演出は丁寧で、殺人者にしてスパイと知りつつ、男に抱かれる女の心理描写も切ない……。

それにして、この映画のドナルド・サザーランドはよく女にモテるなぁ。
僕もあやかりたいが、それは止めておこう。
だって気になるじゃないですか、『妻の眼』が……。

Category: 休日は名画座で

Thread: DVDで見た映画

Janre: 映画

Tag: スパイ  イラスト 
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