『ジョニー・イングリッシュ:気休めの報酬』 ハハハ。
うん、面白い。
ローワン・アトキンソンはMr.ビーンの呪縛からやっと抜け出し、このジョニー・イングリッシュと言うキャラクターを自由に、楽しそうに演じている。
全開よりも007へのオマージュとパロディはパワーアップしているし、ジョニーと言ういい加減なキャラがより浮き出すように、演出がとても丁寧な所も好感を持てる。

今回は、モザンビークでの任務に失敗したジョニーは、チベットの僧院で何故かカンフーの修業をしているが、この修行中に僧侶が彼に言った言葉が、大事な場面でジョニーの脳裏によみがえり、彼を救う。
『燃えよドラゴン』の、あのシチュエーションだ。
そもそも今回は、オープニング・タイトルからして007にそっくりで、このプロローグを見ただけで物語への期待が高まるのだ。
モザンビークの事件がトラウマとなった彼は、「モザンビーク」と言う言葉を聞くと、右の目と眉毛がケイレンするのだが、これが人間ワザとは思えないぐらい凄い!
また、ジェームズ・ボンド愛用の銃、ワルサーPPKを所持していたり、スペクターのNo.3のローザ・クレップ(『ロシアより愛をこめて』のあの怖いおばさん!)のキャラパロだろう、中国系の小さいオバさんが再三ジョニーを苦しめる。
MI:7の建物の中には、Qの武器開発セクションのような所がちゃんとあって、ボンド・カーならぬイングリッシュ・カーも用意されている。(もちろんガシェットも装備されている!)
、
見所は何と言っても、ローワン・アトキンソン演じるジョニーのギャグ、と言いたい所だが、今作のジョニーはダメ男を克服して、実にカッコいいのだ!
その証拠に、今回はちゃんと恋人まで出来る!
しかもこの彼女、ロザムンド・パイクは『007ダイ・アナザ-・デイ』に出演していた正真正銘のボンド・ガールなのだ。
ジョニーのの上司で、言わばMにあたる役を『X-ファイル』のスカリーことジリアン・アンダーソンが演じ、ジョニーに振り回される。
今回は、中国の首相暗殺を阻止すると言うのがミッションだが、果たしてその結果は……。
ちなみに……。
ボンド映画の番外編と言われる『ネバーセイ・ネバーアゲイン』に、ローワン・アトキンソンが英国のエージェントとして出演していたのはご存知?
もろ、ミスター・ビーンって感じだったけど、それを思い出すと、なんか出世したな~って感じだね。
そうそう……。
エンドロールの途中で、ジョニーが音楽に合わせ、ワンカットで料理をするシーンがあるから、最後まで見逃さないようにね!
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コメント
みた~い!
ご無沙汰です
僕自身Blogとご無沙汰していまして…
なんか画の雰囲気も変わったような気がしてなりませんが
さて、一作目は観ているのですが、こちらはまだ観ていないんですよ~
なにやらバージョンアップしているみたいでこれから観る身としてはますます期待が高まります
彼はしゃべらなくてもおもしろいんだから何やっても面白くなりそうです
>『燃えよドラゴン』の、あのシチュエーションだ。
初めの方のアレのことなんだろうか?
|―|/‐\|\/| #- | URL | 2012/06/03 15:04 [edit]
Re: HAMさんへ。
久しぶり~。
元気そうで何より。
『燃えよドラゴン』の、あのシチュエーションだ。→少林寺の僧侶の言葉が、鏡の部屋の時、リー先生の脳裏に響くでしょ、あの感じ。
1作目より絶対面白いから必見だよ!
細かいパロディもいっぱい有るし、誰る事が無い。
落書きは…ま、こんなもんでしょ、相変わらず似てないけど…。
ロッカリア #- | URL | 2012/06/03 20:09 [edit]
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