HiVi「映画のための紳士録」がヤバい!

オーディオ&ヴィジュアル誌「HiVi」の7月号から、須賀隆氏のコラムが載っている。
須賀氏と言えば、『ギララの逆襲』『地球防衛ガールP9』と言った話題作の撮影ばかりでなく、著書も出版されている映画人だ。
この人のコラムが面白過ぎる!
何が面白いのかと言うと、まずこの記事は「仮想インタビュー」の形式がとられているところ。
前回はヒッチコック先生、そして今回はジャック・カーディフだ。
このひと、元々はカメラマンとして数々の作品を撮って来られたが、後に監督としても活躍された。(残念ながら2009年、94歳で亡くなられている)
『戦争プロフェッショナル』『悪魔の植物人間』などが有名だが、個人的にはアラン・ドロンを主役に迎えた『あの胸にもういちど』が何と言っても忘れ難い。
撮影された主な作品
『戦争と平和』 『王子と踊子』 『ファニー』 『ナイル殺人事件』
『戦争の犬たち』 『コナン・ザ・グレート』 『ランボー/怒りの脱出』などなど。
ジャック・カーディフに、興味のある質問を須賀氏が投げかけると、ジャックがそれに答える、と言うのが実に面白いのだが、その内容がまた凄い。
ヒッチ先生の『山羊座のもとに』の撮影裏話から『王子と踊子』におけるマリリン・モンローの逸話など興味津々だ。
しかも、次号ではそのマリリンにインタビューすると言うのだから楽しみで仕方がない!
長~く続いて、単行本として出版して欲しいものだ。
HiViの執筆陣は、どなたもクオリティが高く、僕みたいな素人にも分かり易く解説してもらえるが、この須賀氏もまた知的で、文章を読んでいると、映画が見たくなる。
それは僕も目指すところではあるが、脳ミソにポッカリと空洞がある僕には叶わぬ夢だな。
機会があれば一読あれ。
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