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『007 スカイフォール』 ダニエル=ボンドからの挑戦状! 

こんばんは、ロッカリアです。

スカイフォールとは、ボンドの生まれ故郷であり、イングランドの寓話「チキン・リトル」の有名なセリフであり、今でも続く紛争地域で、雨あられと降り注ぐミサイルに対しての表現である。
全てはメタファー(比喩)なのだ。

プロローグで、オートバイ・アクションから列車に移り、鉄橋に差し掛かった時に味方の誤射によって撃たれ、河に落ちて行く様は、まるで空から落ちて来たように見える。
場面が変わり、MI-6の本部、ビルの中からロンドンの街を見つめるM。
空からは激しい雨が降り、今にも空が落ちて来そうだ。
動と静を一瞬で切り替える事によって生まれる緊張感と絶望感がクロスオーバーするプロローグ。
そしてアデルが歌うタイトルバックへ……。

上手い!
アクションに意味を持たせる、ボンド史上最高のオープニングだと断言しよう!

DSC00640.jpg

サム・メンデス監督もさることながら、コーエン兄弟のお抱えカメラマン、ロジャー・ディーキンスに拍手を送りたい。
今までにない詩情豊な映像は、彼無くして考えられなかっただろう。
スカイフォールに辿り着いた時の、あの曇天は、カメラワークだけで、今にも空が落ちてきそうではないか。
完璧に見えるこの映画だが、ボンド・ファンのみなさん、実はそう喜んでばかりはいられない、と僕は思うのだが……。

解体珍書
この映画、お正月が、昔に比べてお正月らしくなくなってきた…と言うような感じだと言えば笑われるだろうか!?
クリストファー・ノーランが『バットマン:ビギンズ』で世界観を再構築したように、このシリーズも『カジノロワイヤル』から新生ボンドを誕生させた。
僕はてっきり、世代交代的に、ダニエル・クレイグ=ボンドを誕生させたのかと思っていたのだが、それは間違いで、この映画のエンディングでマネーペニーを登場させた事によって、歴代ボンドの存在を無かった事にしてしまった。

よく考えてみてよ。
アストン・マーティンDB5を『ゴールドフィンガー』仕様(或いは『サンダーボール作戦』仕様)で登場させたまでは良かった。
ボンドの・テーマが流れるシーンに涙したファンも多いだろう、しかし、だ。
事も有ろうに、スカイフォールでDB5を燃やしてしまうのだ。
ダニエルが激怒する表情=ファンの表情であった、と言えば言い過ぎだろうか!?
また、QセクションのQは、ニキビがありそうな若者に設定し直し、Mまでも再構築されてしまうのだ。
おまけに、適役のシルヴァは、古い体質の諜報部員のリストを入手すると公開し、次々と暗殺されて行くと言う設定なのだ。
そして、MI-6の本部を爆破してしまうと言う意味深な展開になっているのだ。
明らかに、『カジノロワイヤル』以前の世界観を排除をしてしまったのだ。

再構築を計るのに、過去を排除する必要があったのだろうか?
007シリーズ生誕50周年で、歴代の作品にオマージュを捧げたように見えたのならそれでもいいが、僕の目にはそう言う風には映らなかった。
ウィットに富み、どんなピンチでも笑顔で克服するボンド像はそこには無い。
Mが失敗を追及される議会の場面で、亡くなった夫の詩を朗読する場面があるが、この詩とフラッシュバックしてMを助けに向かうボンドの姿を通し、新生ボンド像を高らかに宣言しているように見えた。(実はこの場面が結構じーんと来るのだ!)
原点回帰ではなく、原点放棄だと言えば、反感を買い、言い過ぎだ!と罵られてしまうだろうか……。

今日、僕の後輩が、昨日この映画を見て来たと言い、僕に皮肉たっぷりでこう言った。
「この映画、ボンドは出て来ましたっけ?」
つまり、全くジェームズ・ボンドらしくない、と言うのだ。(この後輩は毎週何らかの映画を劇場に観に行っている)
そりゃそうだろ、新生ボンドなんだから、と言う声が聞こえて来そうだ……。

確かに僕もそう思う。
ジェームズ・ボンドの魅力とは一体何なのか?
ユーモアか?行動力か?男らしさ?たくましさ?
僕はこう思う。
ボンドの魅力とは、どんな時も、どんな状況に置かれても、決して折れない心だと思っている。


再構築が整った今作、本当の新生ボンドの評価は次回作に取っておきたい。
この際だからハッキリ言っておきたい。
僕にとってのボンドはショーン・コネリーであり、『ロシアより愛をこめて』『ゴールドフィンガー』なのだ。

このボンド像は永遠であり、唯一無二なのだ!!!。(燃やすなよDB5を…)


Category: レビューがはじまる

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Janre: 映画

Tag: アクション 
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