【 さらば愛しきサスペンス映画 】と言う映画本
こんばんは、ロッカリアです。
こちらはサスペンス映画を愛して止まない人、逢坂剛氏と川本三郎氏の対談形式で進んで行くが、冒頭で、「全ての映画はサスペンスである!」と宣言しちゃってるのだ。
ん~、身も蓋も無いじゃん…と思って読んで行くと、そこは分別のある大人でありプロが書いているので問題ない。
DVDの普及で、かなり埋もれていた作品が見られるようになったと言う事で、マニアック的な作品と言うよりも、モノクロ時代の作品が中心と言うところだ。
これは読んでいてその映画が見たくなる。

で、この本を読み始めた途中で、ふとある事に気付いた事がある。
映画秘宝の単行本などで、ホームズ映画やモンスター、SFにホラー、犯罪映画、アクション映画等々のジャンル分けされたものが出版されているが、2000年以降、いや、1990年代以降、つまり近年のサスペンス映画やミステリーと言ったジャンル分けされたこの手の本の刊行が極端に少ないように思えた。
大体は、往年の名作を中心に組まれていて、この年代の紹介は付録みたいに取り扱われている場合が多い。
この本のタイトルが示すように、近年の映画にはサスペンスは確かに少なくなっているように思える。
特に僕みたいなオールドファンは昔の名作に助けを求めてしまいがちなのだ。
そこで若き映画大好き人間の人よ、近年におけるサスペンス映画の地位向上を目指して、面白いサスペンス映画をドンドン発見、発掘しようではないか!
そしてそれを、僕に教えてくれ!(←結局、他力本願じゃねかよ…)
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