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『ルーパー』この映画を見て、こんな事を思いました…。 

こんばんは、ロッカリアです。

物語の舞台は2044年。そこに、更に30年先の未来から銀の延べ棒を背負った人間がタイムトラベルで突然現れる。そいつをラッパ銃で殺し、銀の延べ棒を報酬として受け取る人物をルーパーと言う。
だが、タイムトラベラーが金の延べ棒を背負っていたとしたら、それは未来の自分、他ならない。
自分が自分を殺す……。生き残った自分は、残りの30年間、この日を見つめながら生きて行かなくては無い……。
で、主人公のジョーは、タイムトラベラーが未来の自分だと気が付き、躊躇した瞬間、未来のジョー(ブルース・ウィリス)は逃げ出してしまう……。
ハッキリ言って、映画が成立するように、物理の法則やタイムパラドックスを完全に無視したご都合主義の映画だが、意外と最後まで見てしまう秘密が仕込まれている……。
さて、今日はこの映画のレビューは他の人に任せて、大切な事を思い出したので、それを記事にしたいと思います。
それは、映画を取り巻く『毒』についてです。(何のこっちゃ?)

この映画は先日、ブルーレイをレンタルして観ました。
ブルース・ウィリスが出演していて、30年後の自分と今の自分が撃ち合ったり、ルーパーと言う仕事については、予告編等で知っていましたが、どうせ『タイム』みたいな作品(つまり荒唐無稽)だろうと期待もしていませんでした。(新作は一応チェックしたいものなので…)
若き日のジョー、つまりブルースの若い頃を演じている役者さん、どっかで見た事あるなぁ……。
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットに似ているけど、ちょっと違うなぁ……、などと思いながら、映画が終わり、エンドロールが流れる。
ん!?やっぱりジョゼフ・ゴードンじゃないか!でも顔が何だか違っていたぞ~!

それもそのはず、彼はブルースの顔に似せる為に、特殊メイクをしていたのだ。(し、知らなかった…)
予備知識が全く無かった為のサプライズだった。(サプライズ=得した気分!)
そして、そこからこんな事を思い出した。
img143-1.jpg

映画を見終った後の、「へぇ~、この映画実はそうだったんだ!」と言う嬉しい驚きの瞬間を。
僕が青春時代だった1970年代、映画の情報と言えば、「スクリーン」や「ロードショー」と言った専門誌の記事か、劇場で貰って来るチラシか、TVで流れる劇場案内(決まって深夜)とか、11PMで今野雄二(自殺しちゃったけど)が紹介する映画コーナーと決まっていたのだ。
だから、映画を見て、かなり年月が経った後に知った事実に、「へぇ~、そうだったんだ!」と驚いた事がいっぱいあった。
例えば『ジョーズ』の巨大なサメのシーンが全てロボットによるものだと知った時も、「良く出来ていたなぁ」と感心したり、『フリー・ウィリー』のシャチの背びれが折れているのを見た専門家の人が、「このシャチは撮影時にかなりのストレスを抱え込んでいますねぇ」と発言したが、後日、このシャチもロボットだったと言う事を知り、専門家も気付かないぐらいに出来ていた、アニマトロニクスの技術に驚いた。
今なら予備知識も何も、どうせCGだろ……で終わる話だ。
調べようにも手段の無かった時代が、どれほど幸せだったのかを、改めて思い出せたのが、この映画だった、と言うわけ。
そう言えば、TV洋画劇場全盛の時代、見終わった後に淀川先生が最後に出て来られて、「みなさん、実はこの映画……」何て裏話にも驚かされたなぁ。
映画の情報って、なるべく見終わった後に知る方がうれしいね。

この『ルーパー』と言う映画、実は前半と後半では全くテイストの違う作品になっている。何が違うのかは、自分の目で確かめて下さいな。
これぐらいの情報なら、淀川先生も許してくれるかな。
それじゃ皆さん、この辺で。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

Category: シネマ・エッセイ

Thread: 考えさせられた映画

Janre: 映画

Tag: イラスト 
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