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『パシフィック・リム』始動、鉄人28号! 

昨日の夜のOCNサーバー・ダウンで、予定が変わってしまった土曜日を過ごしているロッカリアです……。

キーボードstory-1
ある日、カイジュウがサンフランシスコに現れると、各地に次々と姿を現し都市を破壊して行った。
軍の攻撃によって、その時は何とかくい止めたが、進化して行くカイジュウたちに、このままでは人類滅亡の危機だと、巨大ロボット「イエーガー」を建造し、カイジュウたちに対抗して行くのだが……。

キーボードhigh-1
CGで描かれたカイジュウだが、中に人が入っているかのような動きをワザと表現していて、その徹底ぶりは恐ろしい。
だから、ガチガチと動くロボットとのコントラストが生きて来る。
ウルトラマンを見て育ったギレルモ・デル・トロ監督のオタク度が、日本人には嬉しいし、やれギロンだの何だのと言った元ネタを想像しながら見るのも楽しい。

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キーボード解説-1
ジプシー・デンジャーの顔は鉄人28号の面影があるし、オックスやパトレイバーや何だかんだと話題には事欠かないが、ジプシー・デンジャーの頭部がコクピットになっていて、ワザワザ胴体と切り離しているのも、マジンガーZの「パイルダー・オン!」をやりたかったんだろうなぁ……。
絶賛されるこの映画だが、僕個人は意外に冷静に観てしまう。
CGに関しては『トランスフォーマー』に分があるように感じるし、それよりも、カイジュウの方に目が行く。
このカイジュウの向こう側に、ハリウッド版新ゴジラが見え隠れしているような、そんな思いがある。
この映画を観るまでもなく、CGには何でも表現できる、と言い切ってもいいだろうが、CGで最新のゴジラを作り上げたとして、そこから何が生まれるのか?と言う事に興味が行く。
そりゃ、今の技術でゴジラを再現したら、とんでもない迫力だろう。
ゴジラが目当てな人はそれで充分だろうが、映画としての質はどうなのか?と言う事に僕は注目したい。
と言うのも、個人的には『MGK大怪獣総攻撃』が一つの頂点だと思っているからだ。
造形、ストーリー、テーマとしての核に対する疑念、エンタテイメント性と、どれを取っても鋭かった。
これを上回った作品に出会いたい。
作品は、テーマが命だ。
この『パシフィック・リム』だって、ちゃんとしたテーマがあった。
「はて?それはどんなテーマ?」と思った人にお答えしよう。

それは、ギレルモ監督の、「ぼくのオタク度を見て!!」である。

ジョーズ・メーター4

Category: レビューがはじまる

Thread: 映画館で観た映画

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