復活!
約10キロほど体重が減って、今や20代の頃の様な体型になりましたが、元気に帰ってまいりました。
みなさん今晩、ロッカリアです!
気が付けば、もう2か月以上ものブランクを作ってしまいましたが、映画バカの僕が返って来る所は、やっぱりここしかありませんでした。
ふとした事から、僕は急に夢を追いたくなり、それを理由に映画自体から遠ざかっていたのです。
僕には2つの夢があって、今ここでは申し上げられませんが、その一つの夢に向かって、自身は無我夢中で頑張っていたつもりでした。
ところが、ある事がきっかけで、実は夢の中で夢を追い続け、自分自身と言うものを、完全に見失っていた事に気が付きました。
寝て見る夢は、夢でしかなく、現実の世界で夢を見てこそ、その夢が叶うんだ、と言う事です。
まるで、映画の中での出来事のように、悪夢の迷宮を彷徨っていた、と言えば少し大げさかも知れませんが、目が覚めてみると、人って、これほどまでに自分を見失う事が出来るのか、という事実に驚くばかりです。
その証拠に、このブログを離れてかの約2か月に、観た映画と言えばたったの3本。
1週間に最低でも5作品は観ていた僕にとって、これほどハッキリした事象は無いのです。
しかも、その夢を叶えるために訪れる様々な出来事を、全て他人のせいにしていたのです。
僕はいったい今迄に何本の映画を見て、主人公が自分を見失って狂気の世界(と言えば少し大袈裟かもしれませんが…)へ暴走すると言ったシチュエーションを見て来た事でしょうか。
まさか自分が、それに近いような体験をする事になるとは。
自身が一番驚いています。
正気を保とうとして、時折現れるキーワードすら見逃し、「俺はこんなに頑張っているのに、何がいけないんだぁ!!!」と……。
冷静に考えれば、こんな状態で夢が叶う訳もなく、努力(自分ではそう思っていた事)が報われる事がないのは当然なのですが、それに気が付かないと言う事が、自分自身を見失っていた、と言う事なのです。
体調を崩し、現時点でもまだ体重が減り続けていますが、身体の病ではなく、精神と言うか、心の問題だ、と言う事に気が付いた今は、もう大丈夫です。
ウディ・アレンは自身のドキュメント映画、「映画と恋とウディ・アレン」の中でこう言っています。
人間とは、映画で描いたより
ずっと深いレベルで
現実と夢の選択に
迫られているものだ。
夢を選ぶほうが楽しいが
正気の沙汰ではない
だから現実を選ぶしかないが
現実には落胆させられてしまう
つまり、多くの人がこの夢と現実の狭間で彷徨っている、と言う事を明確に言い表している様に、僕には聞こえました。
夢を追うと言う事は、狂気の沙汰だ。
ならば、夢を追う事は、いかに自分自身を正気に保てるのか、今と言う現実を冷静に受け入れられるのか。
この事をしっかりと自身の心に刻んでいないと、その夢を追い続ける事すら出来ない、と言う事を今回は思い知らされました。
僕は映画が好きです。
なのに、気が付けばこのブログ、つまり映画と言うものから遠ざかっていました。
映画のストーリーに助けられ、映画のセリフに救われ、何よりも、ロッカリアと言う人間を形成してきた大好きな映画の存在すら、忘れてしまうほど、自身を見失っていたのです……。
僕は、もう一度ここから再スタートを始めたい。
更新の滞ったこのブログに、何度も足を運んで来て頂いた皆様には、大変申し訳なく、心よりお詫びすると同時に、心より感謝しております。
大した記事も書けず、もともと頻繁に更新している方ではありませんが、これからもボチボチ頑張って行きたいと思います。
『風と共に去りぬ』の中のに、皆さんもご存じだと思いますが「明日がある!」と言う有名なセリフがあります。
スカーレットは、愛する子供を死なせ、主人にも去られ、誰を愛し、誰が愛してくれていたのかと言う事に気づいた時、つまり、自分自身を見失っていた事に気が付いた時、全てを失っていた……。
しかし、そのどん底においても希望は絶やさなかった。
それが、「明日がある!明日は、また別の日が来る!明日に希望を託そう!」と言う力強い言葉(思い)に表れたのです。
希望のない人生は苦しいだけだし、夢もない人生は寂しいものかもしれない。
でも、皆がみんな、希望や夢に向かって生きているわけでもなく、つらい現実に暮らしているだけで、精いっぱいの人が多いと思います。
夢に破れ、悲しんでいる人もいるでしょう。
僕は、綺麗事かも知れません。
映画から遠ざかっていたお前が言うな!と言う人もおられるでしょう。
ジョン・レノンが「イマジン」を歌った時のように、「夢想家だ!」と批判されるかもしれません。
でも、やっぱり映画は、少しだけかも知れないけど、映画を見ることは「人生は好転するかも、と希望を与えてくれる(ウディ・アレン)」ものだと思う。
このブログを訪れてくれた人のなかで、たった一人の人にでも、僕はそう言った、映画で希望を分かち合えて行ける、やっぱり映画っていいよなぁ…、そう感じてもらえるようなブログを、こんな世界の隅っこから発信して行きたいと思ってます。
落書きの方も、今まで以上にヘタクソになっているかも知れませんが、時折描いて行きます。
今後とも、お暇な時に、以前のようにお気楽にお越し下さい。
そしてまた、更新が途絶えた時には、「お前何やってんだよう!」と、叱咤のコメントをドンドン入れて下さい。
何より、僕が僕である事、それは、人生に大きな影響を与えてくれた映画との距離が、いかに近いのか、と言う事なのかも知れないからです。
みなさんも、くれぐれも自分自身を見失わないようにしましょう!(←お前だろうが……)
今後も、宜しくお付き合い下さいませ。
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コメント
ロッカリアさん、お久しぶりです。
しばらく更新がないのでどうされたのかな~と思っていましたが、復活されて、ご同慶の至りです。
なかなかお邪魔できませんが、これからも、ユニークなアングルの記事を楽しみにしてます!
Mardigras #- | URL | 2014/01/26 10:38 [edit]
Re: Mardigras さん。
Mardigras さん、こちらこそお久しぶりです!
お心遣いのコメント、ありがおうございます。
Mardigras さんも、いよいよTUTAYAの全国制覇が始まりましたね!
本当にそうなれば、映画ブロガーの友達として、とても誇らしい気分になります。
これからも、お暇な時に、ふらっと遊びに来て下さいね。
コメント、ありがとうございました!
ロッカリア #- | URL | 2014/01/26 16:41 [edit]
お帰りなさい
こんばんは。
去年の最後のエントリーで体調が悪いと書かれていたので心配していたのですが、復活されたことを喜んでいます。また独特で楽しい記事を拝読できるのを楽しみにしていますので、あまりご無理をされませんよう(^_^;)ぼちぼちと再開なさっください。
しろくろShow #- | URL | 2014/01/26 20:35 [edit]
ロッカリアさん、記事が更新されているのに気が付いてここまでダッシュで走ってきました!!ロッカリアさん、本当におかえりなさい
お元気かな、お身体大丈夫かな、と年末からずっと気にかけておりました。また"ロッカリア節"を目にすることが出来て幸せです^^
映画やブログとの距離の取り方って、その時々で変化するものですね。私はいつも、ロッカリアさんの貴重な記事を資料のごとく大切に読ませていただいていました。イラストトも、愛がこもっていて本当に素敵だと思っています。私の映画人生には、ロッカリアさんの記事もイラストも、なくてはならないものになっています
久々に記事を更新されるのも、またお疲れになったかもしれませんね。どうかどうか、お身体だけは本当に大事になさってくださいね。そしてまた、ゆっくりと映画の世界についてお話を聞かせてください。今年もまた、どうぞ宜しくお願いいたします。
はなまるこ #mHZ/BfkA | URL | 2014/01/26 20:57 [edit]
お帰りなさい!
大好きなものでも、突然離れてしまうことってありますよね。
それを忘れるくらい何かに熱中するというのは、発見もあって、ある意味貴重な経験?
でも、体重が減り続けているというのは心配です。どうかお体大事になさって下さい。
>『風と共に去りぬ』の中のに、皆さんもご存じだと思いますが「明日がある!」と言う有名なセリフがあります。
ちょうど先日再見して、(スカーレットは相変わらず好きになれないんですが…)力強い素晴らしいセリフだなぁと思っていたところです。
映画は夢や希望を与えてくれるし、生き方さえ教えてくれることだってありますよね。これからもそんな素敵な映画をロッカリアさんと語り合えたらいいなぁと思います♪
映画イラスト仲間としても、これからもよろしくお願いします。
宵乃 #K4YeSyNc | URL | 2014/01/27 15:08 [edit]
Re: しろくろShow さん。
ご無沙汰してます。
どうもご心配をおかけしました。
これからはボチボチながらも更新していきたいと思います。
肉体的には、20代の頃の体重に戻り、メタボも解消、良い体験になりました!
なんとか頑張って、せっかく痩せたので維持したいと思います。
映画を見るって、結構体力がいるので、そこから始めたいと思います。
また、遊びに来てください。
コメントありがとうございました。
ロッカリア #- | URL | 2014/01/27 21:25 [edit]
Re: はなまるこさん。
暖かいお言葉、心より感謝しております。
私みたいな、どこにでもいるオッサンの記事や落書きを、無くてはならいなどと言って頂き光栄です。
勿論、自身が自分の実力のほどを心得ているので、優しいはなまるこさんの言葉は、特に身に沁みます。
映画って、ホントに不思議なものです。
同じ映画を見たとしても、見る人の心理状態や状況、環境、性格によって、違って見えたり、別のセリフ、違うシーンが印象に残る。
だから面白いんですよね。
私も、ロッカリアと言うフィルターを通して、少しでもユニークな記事を書けるように、微力ですが頑張って行きます。
はなまるこさんの記事も、私にっては驚かされる事ばかりですよ。
「そんな見方があったんだ!」って感じで。
歳は離れていますが、映画と言うものを通して、交流して行きましょう!
コメント、ありがとうございました。
また遊びに来て下さい。
ロッカリア #- | URL | 2014/01/27 21:42 [edit]
Re: 宵乃さん。
偶然にも『風と共に去りぬ』をご覧になりましたか。
やはり力強い言葉ですよね。
映画って、時折人生観を180度ひっくり返されたりする事があります。
やっぱり、私には映画は無くてはならない存在みたいです。
宵乃さんは、ますます上達されていて、随分遅れを取った、と言いたいのですが、私はこれ以上、上達しそうもありません。
でも、やっぱり好きなので、これからも落書きは描いて行きます。
映画イラスト仲間…、お恥ずかしいばかりですが、イラストを除いても、映画仲間として、こちらこそよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
また遊びに来てください。
ロッカリア #- | URL | 2014/01/27 21:54 [edit]
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