「映画宣伝ミラクルワールド」と言う映画本
僕にとっての映画黄金期と言えば、まぎれもなく1970年代で、この本は、その時代に、いかに作品をヒットさせるのか、と言う配給会社の闘いを、斎藤守彦氏という一個人の目を通して語られている。
これが実に面白い!
たとえば、有名な『サスペリア』のキャッチフレーズ、「決して一人では見ないでください」は、どうやって生まれたのか?
客を集める為なら、どんな事をしたのか?等々、楽屋ネタが満載で、知らなかった映画の、もう一つ別の世界を垣間見ることが出来る。

『キングコング』『カサンドラ・クロス』『ブルース・リーの映画』『サンゲリア』『ナイル殺人事件』から『トータル・リコール』『T2』と、僕ら世代の人には懐かしいラインナップでしめられている。
内容はかなりマニアックなので、万人にはオススメ出来ないが、気になる人にはとても面白い内容になっている。
本屋さんに行ったら、チェックしてみよう。
P.S
『サスペリア』の宣伝活動なんて、殆んどサギまがいの事をやっていたなんて、これはちょっと衝撃的過ぎるぞ!
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コメント
おひさしぶりです!
この本、面白そうですね〜〜〜!
70年代の映画って、テレビでの宣伝がものすごく印象に残っているものが多いです。
サスペリアのこの言葉は流行語的になってましたよね(笑)
あと、ナイル殺人事件も、子供心に「この映画、見たい!」とCMを見てものすごくそそられた映画です^^
実際にテレビのロードショーで見てもどちらも面白かった(コワかった)、それだけに裏話、興味津々です。
きっとコンプライアンス云々のような窮屈な縛りや規制がなかったゆえの何でもアリ〜〜の世界だったのかもですね(笑)
大きい本屋さんで見つけて、まずは立ち読みしてみます♪ (〃・ิ‿・ิ)
マナサビイ #- | URL | 2014/02/12 19:00 [edit]
Re: マナサビイさん。
ご無沙汰で~す!
コメントありがとうございます。
そうなんですよ、『サスペリア』で当時、失神者が出た!なんてニュースを耳にしたことありません?
実は、あれって桜を仕込んでいて、医者と看護婦役の人も劇場で待機していたんですよ。
ね、話題作りとは言え、殆ど詐欺でしょ!?
マナサビイさんの言う通り、何でも有りの時代だったんですね。
本屋さんで、立ち読みする価値はありますよ。
またお越し下さい!
ロッカリア #- | URL | 2014/02/13 21:07 [edit]
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