『アラベスク』二匹目のドジョウとはいかないね
こんばんは、ロッカリアです。
スタンリー・ドーネン監督は、『シャレード』の評判がすこぶる良く、二匹目のドジョウを狙って、グレゴリー・ペックとソフィア・ローレンの二人にスパイごっこをさせました。
▶︎古代言語学者のペックは、オックスフォード大学で教授としてイギリスに派遣されていた。
ある日突然車で拉致されると、ある中東の首相から、同国の石油王ベシュラービから翻訳の仕事がきたら、彼をスパイするように説得される。
何かよく分からないが、お国の一大事とあらば協力しようと一肌脱ぐ事に。
ベシュラービの元で翻訳の仕事に取り掛かるが、そこにベシュラービの女、ソフィアが現れ、仕事が終わればペックは殺されると教えられる。
それは一大事と、彼女の協力を得て何とか逃げ出すが、このソフィアの行動がどうもおかしい。
そして物語は二転三転して行く……。

サスペンスやアクション場面も結構あるけど、『シャレード』のように手放しで楽しめる作品とは、残念だが言い難い。
リズムが悪かったり、編集にも多少問題がありそうだが、『シャレード』との違いは、主演の二人にある。
オードリーとケーリー・グラントのコンビは、ロマンティックでコメディ、ユーモアとサスペンスを見事に表現し、オトボケな演技も充分にこなせる俳優だった。
ところが、グレゴリー・ペックは根が真面目過ぎるのか、『ローマの休日』で見せた軽やかさ、ユーモアが発揮できていない。
ソフィアと言えばすでにイタリア本国はもとより、世界的大女優で、『ひまわり』と言う名画や、チャップリンの『伯爵夫人』や『ああ結婚』と、コメディに近い作品にも出ていたが、本気度があまり感じられないような気がする。
これは共演した二人の相性もあるのかも知れない。
この作品は、オールドファンが、当時を懐かしみながら名画座気分で観る、と言った鑑賞法がおススメです。
ああ、また『シャレード』が観たくなって来たなぁ。
スタンリー・ドーネン監督は、『シャレード』の評判がすこぶる良く、二匹目のドジョウを狙って、グレゴリー・ペックとソフィア・ローレンの二人にスパイごっこをさせました。
▶︎古代言語学者のペックは、オックスフォード大学で教授としてイギリスに派遣されていた。
ある日突然車で拉致されると、ある中東の首相から、同国の石油王ベシュラービから翻訳の仕事がきたら、彼をスパイするように説得される。
何かよく分からないが、お国の一大事とあらば協力しようと一肌脱ぐ事に。
ベシュラービの元で翻訳の仕事に取り掛かるが、そこにベシュラービの女、ソフィアが現れ、仕事が終わればペックは殺されると教えられる。
それは一大事と、彼女の協力を得て何とか逃げ出すが、このソフィアの行動がどうもおかしい。
そして物語は二転三転して行く……。

サスペンスやアクション場面も結構あるけど、『シャレード』のように手放しで楽しめる作品とは、残念だが言い難い。
リズムが悪かったり、編集にも多少問題がありそうだが、『シャレード』との違いは、主演の二人にある。
オードリーとケーリー・グラントのコンビは、ロマンティックでコメディ、ユーモアとサスペンスを見事に表現し、オトボケな演技も充分にこなせる俳優だった。
ところが、グレゴリー・ペックは根が真面目過ぎるのか、『ローマの休日』で見せた軽やかさ、ユーモアが発揮できていない。
ソフィアと言えばすでにイタリア本国はもとより、世界的大女優で、『ひまわり』と言う名画や、チャップリンの『伯爵夫人』や『ああ結婚』と、コメディに近い作品にも出ていたが、本気度があまり感じられないような気がする。
これは共演した二人の相性もあるのかも知れない。
この作品は、オールドファンが、当時を懐かしみながら名画座気分で観る、と言った鑑賞法がおススメです。
ああ、また『シャレード』が観たくなって来たなぁ。
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