『怪盗ルビイ』は怪盗じゃありません!(笑)
こんばんは、ロッカリアです。
DVDも廃盤になって久しいこの作品、WOWOWでのオンエアを録画して見ました。(やっと)

1. キョンキョン版『おしゃれ泥棒』
2. アイドル全盛期のアイドル映画
3. 80年代が楽しめます

1988年にイラストレーターの和田誠氏が『麻雀放浪記』とは全く雰囲気を変えて作ったロマンティック・コメディで、ブルー・リボン賞を受賞しています。
小泉今日子は劇中で何度も衣装を変えて、オードリー・ヘプバーンのように演出がされている。
ちなみに、原作(ヘンリー・スレッサー)では、ルビイは男です。
林(真田広之)のマンションの上階に引っ越してきたスタイリストの加藤留美と知り合うと、二人は急接近。
だが留美(ニックネームがルビイ)は、ワクワクする生活に憧れる一方、お金に執着していた。
林は気が付くと、ルビイの相棒にされていて、カバン泥棒ー銀行強盗ー指輪の詐欺ー空き巣の片棒を担がされてしまう羽目に。
ルビイに恋人がいる事も分かり、「もう協力はしない!」と言っては、次のシーンで実行していると言う、コメディの定番も、分かっちゃいるけど、とても楽しい作品です。


とにかく、キョンキョンをいかに魅力的に見せるか、モットーにしている小泉ファンのための映画。
だが、今見ると、とても80年代という時代を楽しめる作品になっている。
例えば、キョンキョンの衣装はシーンごとに変えられるが、どれを取っても80年代がにじみ出ています。
ケミカル・ジーンズや肩パッド入りのスーツ、サイズ感がでかいジャケット等々、ちょっと笑えてしまいます。
ファッションだけじゃありません。
他にもマンションの名前が、当時流行ったディスコのXanadu(キサナドゥ)だったり、名古屋章、秋野太作、岡田眞澄、高見恭子、吉田日出子など、当時の懐かしい俳優さんたちが脇を固めているのも見どころ。
『真夜中まで』がヒッチコックを意識した作品作りになっていたが、これはビリー・ワイルダー風か、それとも、ハンフリー・ボガードの大きなポスターが登場するのを見ると、ウディ・アレンを意識したのかも知れない。
ただ、タイトルの『怪盗』というイメージは全くなくて、どう頑張っても「コソ泥」といった感じなのが残念だ。
ラストは、当時のアイドル映画としては異例とも言える、長いあのシーンで終わるのには、ファンもぶっ飛んだに違いない。
ルビイは、最後に、自分が盗まれていた、大切なあるモノに気がつくが、それをここで言うのは野暮なので控えましょう。
え? それじゃあ詐欺だろうって?
いいえ、この映画は『怪盗ルビイ』です。
DVDも廃盤になって久しいこの作品、WOWOWでのオンエアを録画して見ました。(やっと)

1. キョンキョン版『おしゃれ泥棒』
2. アイドル全盛期のアイドル映画
3. 80年代が楽しめます

1988年にイラストレーターの和田誠氏が『麻雀放浪記』とは全く雰囲気を変えて作ったロマンティック・コメディで、ブルー・リボン賞を受賞しています。
小泉今日子は劇中で何度も衣装を変えて、オードリー・ヘプバーンのように演出がされている。
ちなみに、原作(ヘンリー・スレッサー)では、ルビイは男です。
林(真田広之)のマンションの上階に引っ越してきたスタイリストの加藤留美と知り合うと、二人は急接近。
だが留美(ニックネームがルビイ)は、ワクワクする生活に憧れる一方、お金に執着していた。
林は気が付くと、ルビイの相棒にされていて、カバン泥棒ー銀行強盗ー指輪の詐欺ー空き巣の片棒を担がされてしまう羽目に。
ルビイに恋人がいる事も分かり、「もう協力はしない!」と言っては、次のシーンで実行していると言う、コメディの定番も、分かっちゃいるけど、とても楽しい作品です。


とにかく、キョンキョンをいかに魅力的に見せるか、モットーにしている小泉ファンのための映画。
だが、今見ると、とても80年代という時代を楽しめる作品になっている。
例えば、キョンキョンの衣装はシーンごとに変えられるが、どれを取っても80年代がにじみ出ています。
ケミカル・ジーンズや肩パッド入りのスーツ、サイズ感がでかいジャケット等々、ちょっと笑えてしまいます。
ファッションだけじゃありません。
他にもマンションの名前が、当時流行ったディスコのXanadu(キサナドゥ)だったり、名古屋章、秋野太作、岡田眞澄、高見恭子、吉田日出子など、当時の懐かしい俳優さんたちが脇を固めているのも見どころ。
『真夜中まで』がヒッチコックを意識した作品作りになっていたが、これはビリー・ワイルダー風か、それとも、ハンフリー・ボガードの大きなポスターが登場するのを見ると、ウディ・アレンを意識したのかも知れない。
ただ、タイトルの『怪盗』というイメージは全くなくて、どう頑張っても「コソ泥」といった感じなのが残念だ。
ラストは、当時のアイドル映画としては異例とも言える、長いあのシーンで終わるのには、ファンもぶっ飛んだに違いない。
ルビイは、最後に、自分が盗まれていた、大切なあるモノに気がつくが、それをここで言うのは野暮なので控えましょう。
え? それじゃあ詐欺だろうって?
いいえ、この映画は『怪盗ルビイ』です。
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