『星の王子:ニューヨークへ行く』星の王子とは何か?
こんばんは、ロッカリアです。
「私たちが愛した80年代洋画」という本を読んでいて、無性にこの映画を見たくなったのでエアチェックしたブルーレイ・ディスクを見ました。

1. 『ローマの休日』をエディ・マーフィー流にアレンジ
2. 細かいギャグ満載で、本当に笑えます
3. 「星の王子」と付けた邦題は上手い!
1988年に『アニマル・ハウス』やマイケル・ジャクソンの『スリラー』のミュージック・ビデオを監督したジョン・ランディスが、全盛期の人気だったエディ・マーフィーを、アフリカのザムンダ王国の王子に起用。
ヘプバーンの『ローマの休日』のように、身分の違いを逆手に取った恋愛を、ロマンティック・コメディに仕上げた作品。
物語は、ザムンダ王国の王子アキームは、父である国王の決めたフィアンセに納得がいかず、世話役のセミを従えてニューヨークに花嫁を探しに行く。
そこで出会ったハンバーグ店(マクドナルドに訴訟を起こされかけている!)の店長の娘リサに一目惚れ。
身分を留学生と偽り、セミと共にハンバーグ店でアルバイトを始める。
が、リサには親も認めた恋人がいる事が分かり……。


エディ・マーフィーやセミ役のアーセニオ・ホールが1人4役をやったりして、散りばめられた笑いが最後まで楽しめるコメディ。
だが、主役のアキームはとても紳士的に描かれていて、男としても理想的に見えるが、中でもリサがレストランでアキームに言うセリフが忘れ難い。
「女性にモテモテだったんでしょ?」
「どうして?」
「なぜなら、あなたには内面の輝きがあるのよ。くだらない事など気にしない高貴なものが…」
くだらない事など気にしないとは、小さなことをいちいち気にしない、くだらない事などに振り回されずに、大きな心を持って何事にも対処せよと、教えられたような感じがして、今もこのセリフが忘れられない。
また、「星の王子」と付けた邦題も絶妙なのだ。
「星の王子」とくれば、誰もが連想するだろう「星の王子さま」を。
サン=テグジュペリの名作で、この中にも「大切なものは目に見えない」という有名なセリフがあって、大切なものとは人それぞれで、やっぱりこの映画の内容を表しているように思えます。
小説の方は、ちょっぴり寂しい結末だけど、こちらの方は、ハッピーエンドです。
そうそう、途中、アキームはホームレスに大金をあげてしまうが、『大逆転 [DVD]
』に出ていたあの二人の老人が、同じシチュエーションでカメオ出演しているのも、お楽しみの一つです。
音楽を担当しているのも、80年代の名プロデューサー、ナイル・ロジャースが担当していて、ぶっちゃけエディ・マーフィーの壮大なプロモのようにも見る事が出来ます。
恋愛観やユーモアのセンス、シリアスな演出がバランスよく、オチに気がついても楽しめます。

「私たちが愛した80年代洋画」という本を読んでいて、無性にこの映画を見たくなったのでエアチェックしたブルーレイ・ディスクを見ました。

1. 『ローマの休日』をエディ・マーフィー流にアレンジ
2. 細かいギャグ満載で、本当に笑えます
3. 「星の王子」と付けた邦題は上手い!
1988年に『アニマル・ハウス』やマイケル・ジャクソンの『スリラー』のミュージック・ビデオを監督したジョン・ランディスが、全盛期の人気だったエディ・マーフィーを、アフリカのザムンダ王国の王子に起用。
ヘプバーンの『ローマの休日』のように、身分の違いを逆手に取った恋愛を、ロマンティック・コメディに仕上げた作品。
物語は、ザムンダ王国の王子アキームは、父である国王の決めたフィアンセに納得がいかず、世話役のセミを従えてニューヨークに花嫁を探しに行く。
そこで出会ったハンバーグ店(マクドナルドに訴訟を起こされかけている!)の店長の娘リサに一目惚れ。
身分を留学生と偽り、セミと共にハンバーグ店でアルバイトを始める。
が、リサには親も認めた恋人がいる事が分かり……。


エディ・マーフィーやセミ役のアーセニオ・ホールが1人4役をやったりして、散りばめられた笑いが最後まで楽しめるコメディ。
だが、主役のアキームはとても紳士的に描かれていて、男としても理想的に見えるが、中でもリサがレストランでアキームに言うセリフが忘れ難い。
「女性にモテモテだったんでしょ?」
「どうして?」
「なぜなら、あなたには内面の輝きがあるのよ。くだらない事など気にしない高貴なものが…」
くだらない事など気にしないとは、小さなことをいちいち気にしない、くだらない事などに振り回されずに、大きな心を持って何事にも対処せよと、教えられたような感じがして、今もこのセリフが忘れられない。
また、「星の王子」と付けた邦題も絶妙なのだ。
「星の王子」とくれば、誰もが連想するだろう「星の王子さま」を。
サン=テグジュペリの名作で、この中にも「大切なものは目に見えない」という有名なセリフがあって、大切なものとは人それぞれで、やっぱりこの映画の内容を表しているように思えます。
小説の方は、ちょっぴり寂しい結末だけど、こちらの方は、ハッピーエンドです。
そうそう、途中、アキームはホームレスに大金をあげてしまうが、『大逆転 [DVD]
音楽を担当しているのも、80年代の名プロデューサー、ナイル・ロジャースが担当していて、ぶっちゃけエディ・マーフィーの壮大なプロモのようにも見る事が出来ます。
恋愛観やユーモアのセンス、シリアスな演出がバランスよく、オチに気がついても楽しめます。

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