デジタルとアナログ、両極端なメイキングが凄すぎます!
こんばんは、ロッカリアです。
『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』のメイキング映像を、CGの最高峰とするなら、『マッドマックス:怒りのデス・ロード』は、昔ながらのスタントマンが大活躍するメイキングは、超アナログ最高峰と言えます。
どちらのメイキング映像も、見る人にとんでもないインパクトを与えます。
面白いのが、CGだとお思っていた部分が、実は実写だったり、その逆だったりすることです。
特に、『マッドマックス:怒りのデス・ロード』のメイキングは、自分の目を思わず疑ってしまうような驚きに満ちています。
きっと、次に作品を見るときは、見る目が違っていると思います。
『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』のメイキング
『マッドマックス:怒りのデス・ロード』のメイキング
今宵、いい夢を。
『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』のメイキング映像を、CGの最高峰とするなら、『マッドマックス:怒りのデス・ロード』は、昔ながらのスタントマンが大活躍するメイキングは、超アナログ最高峰と言えます。
どちらのメイキング映像も、見る人にとんでもないインパクトを与えます。
面白いのが、CGだとお思っていた部分が、実は実写だったり、その逆だったりすることです。
特に、『マッドマックス:怒りのデス・ロード』のメイキングは、自分の目を思わず疑ってしまうような驚きに満ちています。
きっと、次に作品を見るときは、見る目が違っていると思います。
『スター・ウォーズ:フォースの覚醒』のメイキング
『マッドマックス:怒りのデス・ロード』のメイキング
今宵、いい夢を。
Category: シネマ血眼ウォッチング
ハリウッド版『攻殻機動隊』の初トレーラーがついに公開されました
ご無沙汰のロッカリアです。
今日は久々の休みになり、どっと疲れが出ています〜。
おまけに気温の変化に老体が付いていけず、体調も崩していました。今日からまたボチボチと。
と思っていた矢先、その前にアップルの新しいOSをダウンロードしなくちゃと思い、Sierraを実行したところ、とんでもない不具合が発生!!
ネットに繋がらない、セキュリティソフトが開いたままフルーズで何もできない状態になりました。
ネットはGoogle Chromeをインストールしてなんとか普及しましたが、こうやって記事を書いていると、セキュリティソフトが横槍を入れてきて、違うソフトが開くという、阿鼻叫喚のシチュエーションのループに。
元のOSに戻そうかと考えましたが、データを損失しないで確実に実行する手立てが保証されていないので踏襲しています。
アップルさん、早くアップデートで対応してちょうだい!
ということで、本題に。
『攻殻機動隊』ファンの皆さん、ついにハリウッド版の映像が、極端に短いですが入ってきました。

ちょー短いトレーラーというよりプロモーション・ビデオです。
ビートたけし氏の姿も見られますし、続けて見ることで、その世界観が見て取れます。
ビートたけしの荒巻課長!これだけではちょっと判断つきませんね。似ているような、似てないような……。
長い予告編、早く見たいですね。
今日は久々の休みになり、どっと疲れが出ています〜。
おまけに気温の変化に老体が付いていけず、体調も崩していました。今日からまたボチボチと。
と思っていた矢先、その前にアップルの新しいOSをダウンロードしなくちゃと思い、Sierraを実行したところ、とんでもない不具合が発生!!
ネットに繋がらない、セキュリティソフトが開いたままフルーズで何もできない状態になりました。
ネットはGoogle Chromeをインストールしてなんとか普及しましたが、こうやって記事を書いていると、セキュリティソフトが横槍を入れてきて、違うソフトが開くという、阿鼻叫喚のシチュエーションのループに。
元のOSに戻そうかと考えましたが、データを損失しないで確実に実行する手立てが保証されていないので踏襲しています。
アップルさん、早くアップデートで対応してちょうだい!
ということで、本題に。
『攻殻機動隊』ファンの皆さん、ついにハリウッド版の映像が、極端に短いですが入ってきました。

ちょー短いトレーラーというよりプロモーション・ビデオです。
ビートたけし氏の姿も見られますし、続けて見ることで、その世界観が見て取れます。
ビートたけしの荒巻課長!これだけではちょっと判断つきませんね。似ているような、似てないような……。
長い予告編、早く見たいですね。
Category: 話題の……。
『遊星からの物体X』のラストシーンが解明されました!
こんばんは、ロッカリアです。
ネタバレで話を進めていくので、この映画を未見の人は、以下の記事は読まないでくださいね。
さて、ジョン・カーペンターが1982年に発表したSFホラーの傑作、『遊星からの物体X』は生き残った南極隊員の二人の会話シーンでエンディングを迎えるわけですが、ひょっとしたらどちらかが物体Xに取り憑かれているんじゃないか?と言う思わせぶりなラストでした。
ところが今回、4Kブルーレイのプロモーションにあたり、当時の撮影監督がその秘密を明かしたのです。
物体Xに取り憑かれた人間には、実は特徴があったのです。
目の中に光があると人間、光がない奴が物体Xだと言うのだ。
「なんだとぉ〜、それじゃそこに注目して映画を見るしかないじゃないか!」と言う事でさっそく検証してみました。
ん〜、言われれば変体する前の人間の瞳は、他の人間の輝き方よりも光の反射が確かに少ない、ような気がする。
この事実を知って見ないと、誰も気がつかないのは当然だ。
問題のラストも、それを承知で見ると、生き残った二人のうち、どちらに物体Xが寄生しているのか?、或いはしていないのか?が分かると思います。
アップされた動画で確認してください。
画質が少し悪いので、ブルーレイかDVDを持っている人はそちらでの確認をオススメします。
以下の映像は、作品のラストシーンです。ご注意ください。
個人的な結論、これを見なくても、最初から主役のカート・ラッセルに寄生するはずは無いと思っていたから、相手に寄生しているかどうか?を確認したかった。
確かに目の輝きが無いように見える。が、顔の向きで一瞬輝きを増すシーンもあるので、「微妙」だと思います。
目ざとい人なら、息の量にも注目されるでしょうが、これは、監督が「単に光の加減だ」と説明しています。
もし寄生していたなら、なぜ銃でカートを撃ち殺さないのか?そこもちょっと引っかかります。
あなたにはどう映りましたか?
ネタバレで話を進めていくので、この映画を未見の人は、以下の記事は読まないでくださいね。
さて、ジョン・カーペンターが1982年に発表したSFホラーの傑作、『遊星からの物体X』は生き残った南極隊員の二人の会話シーンでエンディングを迎えるわけですが、ひょっとしたらどちらかが物体Xに取り憑かれているんじゃないか?と言う思わせぶりなラストでした。
ところが今回、4Kブルーレイのプロモーションにあたり、当時の撮影監督がその秘密を明かしたのです。
物体Xに取り憑かれた人間には、実は特徴があったのです。
どれが人間か「それ」かの、微妙な伝え方を模索していてね。目の微かな光に注目してみるといいよ。あれは生命の光なんだ。
目の中に光があると人間、光がない奴が物体Xだと言うのだ。
「なんだとぉ〜、それじゃそこに注目して映画を見るしかないじゃないか!」と言う事でさっそく検証してみました。
ん〜、言われれば変体する前の人間の瞳は、他の人間の輝き方よりも光の反射が確かに少ない、ような気がする。
この事実を知って見ないと、誰も気がつかないのは当然だ。
問題のラストも、それを承知で見ると、生き残った二人のうち、どちらに物体Xが寄生しているのか?、或いはしていないのか?が分かると思います。
アップされた動画で確認してください。
画質が少し悪いので、ブルーレイかDVDを持っている人はそちらでの確認をオススメします。
以下の映像は、作品のラストシーンです。ご注意ください。
個人的な結論、これを見なくても、最初から主役のカート・ラッセルに寄生するはずは無いと思っていたから、相手に寄生しているかどうか?を確認したかった。
確かに目の輝きが無いように見える。が、顔の向きで一瞬輝きを増すシーンもあるので、「微妙」だと思います。
目ざとい人なら、息の量にも注目されるでしょうが、これは、監督が「単に光の加減だ」と説明しています。
もし寄生していたなら、なぜ銃でカートを撃ち殺さないのか?そこもちょっと引っかかります。
あなたにはどう映りましたか?
Category: シネマ血眼ウォッチング
Tag: Sci-Fiジーン・ワイルダー、逝く…
こんばんは、ロッカリアです。
少し経ってからこの訃報を知りました。
さすがにショックです。
70年代TVの洋画劇場で、声優の広川太一郎氏の吹き替えで、僕たちを大いに笑わせてくれたコメディ役者、ジーン・ワイルダー氏が8月28日、83歳で死去されました。
本当に残念です。

広川太一郎氏は、どんな役者でも面白く吹き替えしてくれましたが、個人的には、ジーン・ワイルダーとのコンビこそが最高のパフォーマンスを見せてくれた、と思っています。
それは時を経た現在、DVDで確信することが出来ます。
あの、とぼけた表情に広川氏の声、しゃべり方がピタッと合います。
ヒンシュクをかうかも知れませんが、オリジナルより、ある意味楽しめちゃいます。
近い内に、DVDで在りし日の彼を見たいと思います。
また一つ、夜空に星が輝いています……。
少し経ってからこの訃報を知りました。
さすがにショックです。
70年代TVの洋画劇場で、声優の広川太一郎氏の吹き替えで、僕たちを大いに笑わせてくれたコメディ役者、ジーン・ワイルダー氏が8月28日、83歳で死去されました。
本当に残念です。

広川太一郎氏は、どんな役者でも面白く吹き替えしてくれましたが、個人的には、ジーン・ワイルダーとのコンビこそが最高のパフォーマンスを見せてくれた、と思っています。
それは時を経た現在、DVDで確信することが出来ます。
あの、とぼけた表情に広川氏の声、しゃべり方がピタッと合います。
ヒンシュクをかうかも知れませんが、オリジナルより、ある意味楽しめちゃいます。
近い内に、DVDで在りし日の彼を見たいと思います。
また一つ、夜空に星が輝いています……。
『星の王子:ニューヨークへ行く』星の王子とは何か?
こんばんは、ロッカリアです。
「私たちが愛した80年代洋画」という本を読んでいて、無性にこの映画を見たくなったのでエアチェックしたブルーレイ・ディスクを見ました。

1. 『ローマの休日』をエディ・マーフィー流にアレンジ
2. 細かいギャグ満載で、本当に笑えます
3. 「星の王子」と付けた邦題は上手い!
1988年に『アニマル・ハウス』やマイケル・ジャクソンの『スリラー』のミュージック・ビデオを監督したジョン・ランディスが、全盛期の人気だったエディ・マーフィーを、アフリカのザムンダ王国の王子に起用。
ヘプバーンの『ローマの休日』のように、身分の違いを逆手に取った恋愛を、ロマンティック・コメディに仕上げた作品。
物語は、ザムンダ王国の王子アキームは、父である国王の決めたフィアンセに納得がいかず、世話役のセミを従えてニューヨークに花嫁を探しに行く。
そこで出会ったハンバーグ店(マクドナルドに訴訟を起こされかけている!)の店長の娘リサに一目惚れ。
身分を留学生と偽り、セミと共にハンバーグ店でアルバイトを始める。
が、リサには親も認めた恋人がいる事が分かり……。


エディ・マーフィーやセミ役のアーセニオ・ホールが1人4役をやったりして、散りばめられた笑いが最後まで楽しめるコメディ。
だが、主役のアキームはとても紳士的に描かれていて、男としても理想的に見えるが、中でもリサがレストランでアキームに言うセリフが忘れ難い。
「女性にモテモテだったんでしょ?」
「どうして?」
「なぜなら、あなたには内面の輝きがあるのよ。くだらない事など気にしない高貴なものが…」
くだらない事など気にしないとは、小さなことをいちいち気にしない、くだらない事などに振り回されずに、大きな心を持って何事にも対処せよと、教えられたような感じがして、今もこのセリフが忘れられない。
また、「星の王子」と付けた邦題も絶妙なのだ。
「星の王子」とくれば、誰もが連想するだろう「星の王子さま」を。
サン=テグジュペリの名作で、この中にも「大切なものは目に見えない」という有名なセリフがあって、大切なものとは人それぞれで、やっぱりこの映画の内容を表しているように思えます。
小説の方は、ちょっぴり寂しい結末だけど、こちらの方は、ハッピーエンドです。
そうそう、途中、アキームはホームレスに大金をあげてしまうが、『大逆転 [DVD]
』に出ていたあの二人の老人が、同じシチュエーションでカメオ出演しているのも、お楽しみの一つです。
音楽を担当しているのも、80年代の名プロデューサー、ナイル・ロジャースが担当していて、ぶっちゃけエディ・マーフィーの壮大なプロモのようにも見る事が出来ます。
恋愛観やユーモアのセンス、シリアスな演出がバランスよく、オチに気がついても楽しめます。

「私たちが愛した80年代洋画」という本を読んでいて、無性にこの映画を見たくなったのでエアチェックしたブルーレイ・ディスクを見ました。

1. 『ローマの休日』をエディ・マーフィー流にアレンジ
2. 細かいギャグ満載で、本当に笑えます
3. 「星の王子」と付けた邦題は上手い!
1988年に『アニマル・ハウス』やマイケル・ジャクソンの『スリラー』のミュージック・ビデオを監督したジョン・ランディスが、全盛期の人気だったエディ・マーフィーを、アフリカのザムンダ王国の王子に起用。
ヘプバーンの『ローマの休日』のように、身分の違いを逆手に取った恋愛を、ロマンティック・コメディに仕上げた作品。
物語は、ザムンダ王国の王子アキームは、父である国王の決めたフィアンセに納得がいかず、世話役のセミを従えてニューヨークに花嫁を探しに行く。
そこで出会ったハンバーグ店(マクドナルドに訴訟を起こされかけている!)の店長の娘リサに一目惚れ。
身分を留学生と偽り、セミと共にハンバーグ店でアルバイトを始める。
が、リサには親も認めた恋人がいる事が分かり……。


エディ・マーフィーやセミ役のアーセニオ・ホールが1人4役をやったりして、散りばめられた笑いが最後まで楽しめるコメディ。
だが、主役のアキームはとても紳士的に描かれていて、男としても理想的に見えるが、中でもリサがレストランでアキームに言うセリフが忘れ難い。
「女性にモテモテだったんでしょ?」
「どうして?」
「なぜなら、あなたには内面の輝きがあるのよ。くだらない事など気にしない高貴なものが…」
くだらない事など気にしないとは、小さなことをいちいち気にしない、くだらない事などに振り回されずに、大きな心を持って何事にも対処せよと、教えられたような感じがして、今もこのセリフが忘れられない。
また、「星の王子」と付けた邦題も絶妙なのだ。
「星の王子」とくれば、誰もが連想するだろう「星の王子さま」を。
サン=テグジュペリの名作で、この中にも「大切なものは目に見えない」という有名なセリフがあって、大切なものとは人それぞれで、やっぱりこの映画の内容を表しているように思えます。
小説の方は、ちょっぴり寂しい結末だけど、こちらの方は、ハッピーエンドです。
そうそう、途中、アキームはホームレスに大金をあげてしまうが、『大逆転 [DVD]
音楽を担当しているのも、80年代の名プロデューサー、ナイル・ロジャースが担当していて、ぶっちゃけエディ・マーフィーの壮大なプロモのようにも見る事が出来ます。
恋愛観やユーモアのセンス、シリアスな演出がバランスよく、オチに気がついても楽しめます。

「ミステリーの女王」アガサ・クリスティのブーム、再来なるか!?
こんばんは、ロッカリアです。
『オリエント急行殺人事件』のリメイク版、監督にケネス・ブラナーを迎え、アンジェリーナ・ジョリーの出演に代わってシャーリーズ・セロンが選出されるなど、今から話題になっていますが、ここに来て、ビリー・ワイルダーが監督をした傑作ミステリー『情婦』のリメイクも決まったようです。

こちらは主演も兼ねてベン・アフレックが監督も務めることが正式に決まりました。
両作品の原作は勿論、ミステリー小説の女王アガサ・クリスティによるものです。
1970年代から80年代にかけて、彼女の原作が続けて映画化され公開になりましたが、このリメイクをきっかけに、再び彼女のブームが再燃しないでしょうかね。

オリエント急行殺人事件 [DVD]
ナイル殺人事件 [Blu-ray]
クリスタル殺人事件 [Blu-ray]
地中海殺人事件 [Blu-ray]
地中海殺人事件 [DVD]
そして誰もいなくなった [DVD]
華麗なるアリバイ [DVD]
等々の映画作品に加えて、TVでは現在も放映中の「名探偵ポアロ・シリーズ」があったりと、トリック重視の作風がミステリー・ファンにはたまりませんね。
ただ、小説が映像となった場合、不都合な点が露呈したり、トリックのインパクトが薄れたり、ネタがバレバレだったりと言った演出上の問題が浮き彫りになってしまいますよね。
そもそも、クリスティの場合、原作を読んでいる人も多く、トリックや物語を熟知しているファンもいて、映画化の際はこれらがネックとなって、どうしても評価が厳しくなる使命なんです。
そこで、キャストを豪華にしたりして、スターの看板で劇場に足を運んでもらうと言う手段も考え、『オリエント急行殺人事件』などは当時も大ヒットしましたが、現在ではこの方法も通用しません。(あれほどのスターが、今はいないと思います)
これらを熟知した上で、曲者のケネス・ブラナーや濃い演出が売りのベン・アフレックが、どんな付加価値のある作品に仕上げるのか、今から楽しみです。
ミステリー・ファンとしては、この2作品がミステリーのジャンルを牽引して、本格推理の映画がいっぱい作られると良いなと思っています。
そうすれば、中には傑作の誕生もあるかもしれません。
今のハリウッドは、質より物量の時代ですから。
それにしても、なぜクリスティばかりが愛されるのでしょうか?
もちろん名探偵ポアロの存在が大きいのでしょうが。(ホームズも然り)
個人的んは、エラリー・クィーン、ヴァン・ダイン、ディクスン・カー、チェスタートンやロバート・B・パーカーなどなどの小説が、もっと映像化されても良いと思うのですが……。
僕にはそれが、とっても「謎」です。
『オリエント急行殺人事件』のリメイク版、監督にケネス・ブラナーを迎え、アンジェリーナ・ジョリーの出演に代わってシャーリーズ・セロンが選出されるなど、今から話題になっていますが、ここに来て、ビリー・ワイルダーが監督をした傑作ミステリー『情婦』のリメイクも決まったようです。

こちらは主演も兼ねてベン・アフレックが監督も務めることが正式に決まりました。
両作品の原作は勿論、ミステリー小説の女王アガサ・クリスティによるものです。
1970年代から80年代にかけて、彼女の原作が続けて映画化され公開になりましたが、このリメイクをきっかけに、再び彼女のブームが再燃しないでしょうかね。

オリエント急行殺人事件 [DVD]
ただ、小説が映像となった場合、不都合な点が露呈したり、トリックのインパクトが薄れたり、ネタがバレバレだったりと言った演出上の問題が浮き彫りになってしまいますよね。
そもそも、クリスティの場合、原作を読んでいる人も多く、トリックや物語を熟知しているファンもいて、映画化の際はこれらがネックとなって、どうしても評価が厳しくなる使命なんです。
そこで、キャストを豪華にしたりして、スターの看板で劇場に足を運んでもらうと言う手段も考え、『オリエント急行殺人事件』などは当時も大ヒットしましたが、現在ではこの方法も通用しません。(あれほどのスターが、今はいないと思います)
これらを熟知した上で、曲者のケネス・ブラナーや濃い演出が売りのベン・アフレックが、どんな付加価値のある作品に仕上げるのか、今から楽しみです。
ミステリー・ファンとしては、この2作品がミステリーのジャンルを牽引して、本格推理の映画がいっぱい作られると良いなと思っています。
そうすれば、中には傑作の誕生もあるかもしれません。
今のハリウッドは、質より物量の時代ですから。
それにしても、なぜクリスティばかりが愛されるのでしょうか?
もちろん名探偵ポアロの存在が大きいのでしょうが。(ホームズも然り)
個人的んは、エラリー・クィーン、ヴァン・ダイン、ディクスン・カー、チェスタートンやロバート・B・パーカーなどなどの小説が、もっと映像化されても良いと思うのですが……。
僕にはそれが、とっても「謎」です。